余ったスパイスどうする問題！インド帰りのライターが推す「ワクワク スパイスレシピ3選」で大解決！

ガラムマサラ、クミン、コリアンダー、ターメリック……。アジアンテイストなカレーをつくろうと思い立って、数年前に購入したスパイスたち。張り切ってそろえたけれど、夏のカレーブームが去った後は棚の奥で眠っていました。

年度末の引っ越しを前に、キッチンまわりの整理中に発見！ 賞味期限が迫っている?!

余ったスパイスで、いつもの料理をちょっとアレンジしてみました。

いつもの餃子をアレンジ

まずはスパイス餃子！

つくり方はカンタン！ いつもの餃子のタネにスパイスを入れるだけ。

VOX ORGANIC SPICE「本格カレースパイスセット 5本セット」3,888円（税込）

ひき肉とみじん切りにした野菜（今回は玉ねぎとネギ、しいたけ、白菜を使用）、しょうが、にんにく、醤油、ごま油、塩、こしょうなどの調味料適量を混ぜ合わせて、最後にスパイスを振りかけます。

今回はガラムマサラとコリアンダーパウダー、ターメリックそれぞれ小さじ1程度をミックスしました。

練りすぎないように、でもしっかり混ぜた具材を、市販の餃子の皮に詰めます。

いざ、火入れの工程へ。

フライパンにサラダ油を引いて餃子を並べてから火を入れ、強火で熱します。餃子の底が白くなってきたら熱湯を入れて素早くフタをします。

今回は、ネパールモモのように水餃子っぽくしたかったので、お湯は少し多め、餃子が半分近く隠れるくらいまで入れました。中の様子が気になりますが、グッと我慢して、水分がなくなるまで蒸します。

4、5分後、オープン！ 水分が飛んで少し焦げ目がついたらできあがりです。

いつもの餃子が、スパイスの香りのきいたアジアン料理に早変わり！ 辛味が少なめのマサラパウダーを使ったので、子どもも喜んで食べてくれました。

新じゃが＆芽キャベツの野菜たっぷりサブジ

続きまして、いつもの野菜炒めのアレンジ編、題して「春野菜たっぷりサブジ」。

サブジとはインド料理でいう野菜の煮込み（炒め煮）のこと。具材のメインは、スーパーで見つけた今年の初物、新じゃがと芽キャベツ。彩に人参を、味と栄養のバランスを考えてソーセージとオクラ、ブロッコリーも加えました。

熱した鍋にオリーブオイルをひき、ニンニクと生姜、そしてクミンシードを入れて炒めます。

香りが立ってきたら、野菜を固いものから順に入れて、中火で炒め合わせます。

油が全体に馴染んだら、ターメリックとガラムマサラ、塩、黒コショウを入れて炒め合わせ、水を入れて蓋をします。

中火で7分程煮混み、じゃがいもに火が通って汁気がなくなったら、最後にガラムマサラを小さじ1程度加えて、中火で炒め合わせます。

お皿に盛り付けて、できあがり！

少ない水気で煮るため、焦げないように火加減に注意が必要ですが、なかなかおいしくできました。

味と香りの決め手になるのは、やっぱり「クミンシード」。クミンはエジプト原産のセリ科の一年草で、クミンシードとはその種子のこと。油で炒めることで香りがよく立ち、強い香りと苦味、辛味を持つのが特徴です。

カレーだけでなくチーズやソーセージ、パンなどにも使われていますね。

そういえば、筆者はインドに1年程住んでいましたが、レストランでごはんを食べた最後に、このクミンシードを渡されることがありまして、マウスウォッシュがわりに使われています。

即席！スパイスクラフトビール

スパイス料理のお供に即席クラフトビール！

グラスに市販のビールを注いで、スパイスを振りかけてみました。

使ったのはコリアンダーパウダー。まず2、3振りして少し飲んでみて、なかなか美味しかったので、5振り程入れました。

コリアンダー、別名「香菜」は柑橘系の香りが清々しくて飲み口すっきり。肉料理の隠し味に使われることの多いスパイスですが、意外とビールにも合います。

複数のスパイスをブレンドしたら味が複雑になっておもしろそうです。かけすぎると粉っぽくなるので要注意！

クラフトビールには、麦芽やホップのほか、副原料としてスパイスが使われることがあるそうで、おうちでカンタン即席“クラフト”風ビールのできあがり！

年度末は何かと多忙で、日々のごはんづくりがテキトーになりがちですが、スパイスでいつもの料理がちょっとだけランクアップ。キッチンに立つのがちょっと楽しくなるかも!?

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