「産業能率大学×湘南ベルマーレ」コラボプロジェクトで実践的にスポーツビジネスが学べる新科目を開講

産業能率大学 情報マネジメント学部は、J1プロサッカーリーグチーム「湘南ベルマーレ」などを管理・サポートする株式会社湘南ベルマーレと提携し、2025年度より新科目「湘南ベルマーレ コラボレーション プロジェクト」を開講することを発表。

この新科目開講に先立ち、湘南ベルマーレのホームスタジアムであるレモンガススタジアム平塚にて記者発表会を開催しました。

 

産業能率大学が新科目「湘南ベルマーレ コラボレーション プロジェクト」を開講

産業能率大学は2004年1月に、湘南キャンパスのある伊勢原市を含む9市11町をホームタウンとする「湘南ベルマーレ」と提携関係を結んでおり、大学では初となるJリーグチームのユニフォームスポンサーとなっています。

スポーツビジネスの現場で活躍する実務家が講師を務める「スポーツビジネス実践講座」や、ホームゲームを実習の場とする「スポーツ・マーケティング」の開講など、産業能率大学は湘南ベルマーレとの提携によって数々の取り組みを実現してきました。

今回の記者発表会に登壇した産業能率大学の鬼木和子学長は、

「2004年に湘南ベルマーレ様と提携し、これまで並々ならぬ成果を挙げてまいりました。湘南ベルマーレ様との諸活動は本当に楽しくて、既存の枠を超えて新しいコラボレーションの形を常に作っていく、そういった面白さがあります。」

と、これまでの湘南ベルマーレとの活動を評し「お互いに惹きつけ合い、刺激して成長していく理想のパートナー」だと語りました。

続いて、湘南ベルマーレ 代表取締役社長の坂本紘司氏は、

「産業能率大学様とのパートナーシップは、我々が培ってきたスポーツビジネス・スポーツクラブ分野のノウハウを、様々な形で学生たちに学んで頂きたいとスタートしたものですけれども、この度新しい形の取り組みがスタートすることを本日お伝えできればと思います。」

とコメント。

「今年はインターンのようなものとは異なる“超実践型”の授業を取り入れることになりました。我々のクラブとしても、即戦力となる人材の確保や育成は必要不可欠でありますし、企画から実行までの一連のプロセスを学べるプログラムを実施することで、優秀な人材を育成できるチャンスが我々にもあることを大変嬉しく思っています。」

と、今回の取り組みについて触れました。

 

湘南ベルマーレのパートナー企業と新たな価値を創造する新科目が2025年始動

新科目について、産業能率大学 情報マネジメント学部の教授で、本科目の担当教員を務める小野田哲弥氏は、

「本科目の目的は、常日頃からクラブ(湘南ベルマーレ)を支えてくださっているパートナー企業の皆様に、湘南ベルマーレのパートナーでよかったと真に感じて頂けるような企画を学生と共に考案し、それを実現することです。」

と解説しました。

本科目は同大学でも最高位に位置付け、これまで学んだ知識・経験・スキルを活かすべく情報マネジメント学部の3〜4年生向けの科目となっているそう。

就職を控えた学生達による実習をメインとすることにより、パートナー企業のメリットに繋がることはもとより、自身の今後に活かせる経験を得られるため、将来のビジョンに合わせて活動できる「インターンシップを強化したような内容」になると説明しています。

2024年には正式開講に先駆けてトライアルを実施。

このトライアルでは、湘南ベルマーレの全パートナー企業を分析し、パートナー企業の中で運輸業に着目。

課題解決の企画として物流・運送の仕事を楽しく学べる「運べ!進め!配送ダービー!!」イベントを開催しました。

「試合前のスタジアムをお借りして実施致しました。楽しくて何度も参加された方もいらっしゃるほど盛況となり、600人以上の方に参加して頂きました。」

とイベントは非常に好評だったとコメント。

そこで見つかった課題をブラッシュアップし、2025年度より正式に科目として開講することとなったと経緯を説明しました。

学生だけでなく、湘南ベルマーレの社員からも「いい刺激をもらった」とコメントが出ているだけでなく、パートナー企業からも、

「履修生の皆さんの熱意や真剣さに接して、逆にこちらが力を頂きました。なにより運輸・物流業界にスポットを当てたイベントを企画して頂き大変感謝しております。」

と、三方よしの取り組みとなっていると述べています。

湘南ベルマーレ 代表取締役副社長の大多和亮介氏は、

「我々ベルマーレのミッションである“夢づくり、人づくり”。産業能率大学様とのパートナーシップはまさにこれを普遍化するような、非常に象徴的な活動です。今回のコラボレーションで、パートナーシップを1歩前進させ、さらに踏み込んでいきたいと考えています。」

と、“お互いの距離をさらに近づける”取り組みとなるとコメント。

「プロスポーツクラブの現場でも様々な取り組みが行われていますが、インターンシップなど実践の場の多くは、どちらかというと“お手伝い”や“ファン向け”の施策であったり、体系的に既に出来上がってるものを学んでいくことが多かったように思います。そうした中で今回は主体を学生に置き、スポーツビジネスの本当の現場を用意する。この2つを同時に成立させることがポイントとなっています。」

と説明し、ファン向けというよりも「toB領域」で、スポーツパートナーシップ・スポンサーシップの場を学生たちに提供していくと語りました。

2025年に開講となる「湘南ベルマーレ コラボレーション プロジェクト」は学生達の経験となり、湘南ベルマーレに対するスポンサー企業の満足度が高まるだけでなく、スポンサー企業の課題解決などにも貢献していく科目となります。

新たなスポンサーシップの在り方である「CSV(共有価値の創造)」について、より学びを深めていく産業能率大学と湘南ベルマーレの今後の取り組みに、ぜひ注目してみてはいかがでしょうか。

産業能率大学:https://www.sanno.ac.jp/
湘南ベルマーレ:https://www.bellmare.co.jp/

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