リゾ、シザと“プッシー・レーザーズ”というロック・バンド結成寸前だったと明かす

 自身の新時代を予告した最近のTwitch配信で、リゾがシザと一緒に結成していたかもしれないロック・バンドについて語った。

 現地時間2025年2月14日のバレンタイン・デーに行われた配信では、技術的な問題やファンとの交流、そして月末に新曲が発表されるという期待感に加え、リゾは2022年のチャートを席巻したシザのアルバム『SOS』に収録する前に共同制作した楽曲「F2F」にも焦点を当てた。「F2F」はシングルとしてリリースされることはなかったが、アルバム収録曲20曲のうちの1曲として米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100″にランクインし、最終的に55位を記録した。

 リゾは同曲に注目し、シザとほぼ10年にわたって友人関係を築いてきた後にこの楽曲が生まれた経緯や、二人が参加する幻のロック・トリオが同時期に結成されていたかもしれない過去について話した。

 「私たちはただずっと友人で、それはこの業界において私にとって神聖な場所だった」とリゾは振り返り、「スタジオで一緒に作業したり、パスタを食べたりお酒を飲んだりする短い期間があった」と語った。

 彼女は、「ある晩、私たちは“プッシー・レーザーズ”というロック・バンドを結成しようとしていたの。 うーん、こんなこと話して彼女は怒らないと思うけど」と付け加え、「私たちは、もう一人のすごいアーティストと一緒に“プッシー・レーザーズ”というロック・バンドを結成しようとしていたのね。その人は名前を出していいのか分からないから出さないでおくけど」と述べた。

 リゾはさらに続け、この「F2F」は必ずしもプッシー・レーザーズのプロジェクトの一部として制作されたわけではないが、このトラックの“90年代グランジのようなロック感”から“冗談半分”にそう考えられていたと説明した。「“こういうのって難しいよね”って思って、スタジオで“プッシー・レーザーズみたいな感じで”って言ってたのね。で、ひとつ言っておきたいんだけど、私はそこで(シザが)サビ以外の曲全体をフリースタイルで歌ったのをずっと座って見ていたんだよ」 と彼女は明かした。

 後日一緒に曲を仕上げたリゾは、録音していた“つぶやきのようなヴァース”は採用されなかったものの、ハーモニーを合わせたボーカルの一部は完成品に収録されたと付け加えた。彼女は、「その後、その曲のことをいつも考えていた。ずっと“アルバムに入れてくれないかな、入れてくれないかな”って思っていた。そしてある日突然、彼女が完成版をメールで送ってきて、私はただ“これだからあなたはGOAT(史上最高)なんだよ”って思った」と話している。

 「(シザは)人が考えたり感じたりする最もクレイジーで非常識なことを、表現する方法を見つけて、最初からとても美しく歌う。彼女の口から初めて出てきたときから」とリゾは友人を絶賛した。

 現在、リゾのスタジオ・アルバムは前作から約3年が経過している。メジャー・レーベルからリリースされたものとしては2作目の4thアルバム『スペシャル』は、アルバム・チャート“Billboard 200”で2位を獲得し、TOP10入りを果たした2作目のアルバムとなった。リゾはTwitchの配信で、2月28日にようやく『スペシャル』の時代が終わりを迎えることを発表した。

 彼女は、「私はこの2年間、音楽制作に専念してきた。時間をかけてきちんと取り組んできた。今日から新しい時代が始まるよ」とファンに語った。

関連記事リンク(外部サイト)

シザ、【スーパーボウル】ハーフタイム・ショー直前に『SOS』デラックス版にさらに4曲を追加
シザ、ケンドリック・ラマーとのジョイントALの可能性について語る
シザ、レコード契約を履行するために“子ども向けのピースフルな音楽”を作るとほのめかす

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. リゾ、シザと“プッシー・レーザーズ”というロック・バンド結成寸前だったと明かす

Billboard JAPAN

国内唯一の総合シングルチャート“JAPAN HOT100”を発表。国内外のオリジナルエンタメニュースやアーティストインタビューをお届け中!

ウェブサイト: http://www.billboard-japan.com/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。