【マーラータン】麻辣湯が激ウマすぎて大評判の「楊國福」に行ってみた結果→ 衝撃の展開に

いま麻辣湯(マーラータン)が大人気らしい。客が好きな具と麺を選び、その重量で価格が決定するタイプの麻辣湯の店が大人気らしい。ということで、実際に麻辣湯の店に行ってみた。

楊國福という麻辣湯の店が人気らしい

いつも「麻辣湯が主食なんじゃあないか?」と思うほど麻辣湯ばかり食べてる麻辣湯マニアによると、楊國福という店が人気らしい。調べてみると、いくつか店舗があるようだが、特に人気があるっぽい「楊國福 マーラータン 上野店」(東京都台東区上野6-3-14)に行ってみた。

……すると。

客は10代後半から20代前半の若い人たちばかり

ぎょええーーーっっ!! 超大行列。麻辣湯を食べるべく、極寒の夜に、大行列! しかも客の9割以上が女性。なんで!? ビジュアルだけで判断すれば、10~20代の若い人たちばかり。なんで!? そしてオッサンは筆者だけ。なんで!?

ここまでハッキリと目視で客層がわかるということは、「若い女性の味覚にバッチリ合った味」ということなのだろうか。……いや、オッサンだって、辛い料理は好きだし、むかーし、麻辣湯も食べたことはあるしウマかったよ!? オッサンも食べてイイよね……(震え声)!?

店内には複数の食材が陳列されている

席数が少なく、ゆっくり食べる客が多いためか、回転は遅め。並んでから店内に入れたのは40分後だった。スパイシーな料理なので、スムーズに食べられないのは仕方がないことだろう。

店内には複数の食材が陳列されていて、好きな具をボウルに入れて、会計をする流れだ。

<食べるまでは感じの流れ>
行列に並んで待つ

店内に入る

食材をボウルに入れて待つ

食材を渡して会計をして着席

渡した食材で麻辣湯を作ってくれる

麻辣湯がくる

食べる

価格と量的に300グラム1200円を目標にするのがちょうど良い?

店内の説明書きによると、価格は食材のグラム数で決定し、100グラム400円だという。なるほど、200グラムで800円、300グラムで1200円ということか。ラーメン1杯と比較して考えると、価格と量的に300グラム1200円を目標にするのがちょうど良いバランスかな。

麻辣湯を好きな辛さで楽しめるのは嬉しい

ちなみに、辛さを選ぶこともできるっぽい。激辛が好きな人も、チョイ辛が好きな人も、麻辣湯を好きな辛さで楽しめるのは嬉しいはず。

好きな食材を! たくさんの種類! 少しずつボウルに入れる

今回は、好きな食材を、たくさんの種類、少しずつボウルに入れていくことにした。そうすることで重量を抑えることができ、でもたくさんの具を堪能できるからだ。良すぎる。頭が良すぎる。

たとえば、キノコ少し、湯葉少し、お揚げ少し、チンゲン菜少し、とかね。それぞれ1~2口で食べきれる量。良すぎる。頭が良すぎる。麺も多種多様だったので、いろんな麺を少しずつ、でもたくさんの種類をボウルに入れた。刀削麺、とうもろこし麺、米線、ホーフェン、牛すじ麺、春雨、一度にいろんな麺が堪能できる!! 良すぎる。頭が良すぎる。

席が空くまでたったまま待つ→ そして会計へ

ボウルに食材を入れても、席が空くまでたったまま待つ必要がある。しかし店内は温かい。外で待つより快適だ。……そして待つこと十数分。ようやく会計まで進むことができた。

食材の重量は約1キロ! お会計は3880円でした

ええっ!? 3880円!? うそでしょ……。しかし店員さんは3880円と言う。重量は約1キロに達しており、確かに、3880円は間違いない! 支払いを済ませてレシートを見ると、やっぱり3880円。明確な重量は970グラムだった。

まじかあぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!

心の中では300グラム。入れすぎだとしても400グラムはいかないと思っていたが、まさかの約1キロ! なんという重量感覚の無さ。やや放心状態になりつつ、自分に失望しつつ責めながら、タレと水を容器に注ぎ、着席したのであった……。

いろんな具と麺をたくさん投入したのは正解

しかし、目の前にやってきた麻辣湯は心をぴょんぴょんさせるものだった! ガッツリと丼に盛られた麺と具! 具と麺をサルベージするたびに、新たな具と麺が姿を現す! 重量はミスったが、いろんな具と麺をたくさん投入したのは正解だった。

旨味とコクを重視する日本人にもマッチした仕上がり

かんじんの味のクオリティだが、なかなか良い!! スープのベースにしっかりと出汁の存在があり、それがスパイス感からトゲをなくし、「辛くてウマイ」を実現している。本場の中華的な要素を感じさせつつ、旨味とコクを重視する日本人にもマッチした仕上がりになっているのがイイ。うまいな、これ!!

どの食材もスープとマッチ! うまさ炸裂

ベースのスープがしっかり旨味が深いものなので、どの食材もスープとマッチすることで、自身の良さを増幅させているのも良かった。スープの辛味と旨味によって、チンゲン菜はほのかな甘味がグンと引き立ったし、刀削麺の小麦由来の甘味と薫りが心地よかった。

ちなみに、あらかじめタレを別皿で用意し、具や麺を浸しながら食べたが、タレはなくともじゅうぶん美味しく食べられた。タレにはタレの良さがあるものの、タレは必要と感じてから用意してもよいかもしれない。

老若男女すべての層においしさが広まるのは時間の問題

麻辣湯が人気なのも当然といえる味だった。筆者のように重量感覚がバグっていなければ、適切な量で、適切な価格で、絶品な麻辣湯が楽しめるはず。

若い女性に大人気の麻辣湯だが、老若男女、すべての層にそのおいしさが広まるのは時間の問題かもしれない。麻辣湯はいいぞ!

(執筆者: クドウ秘境メシ)

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