【青森県旧岩崎村(深浦町)】青森県の青池はここにあるのだと

青森県旧岩崎村(深浦町)

日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。

今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。

「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。

今回は、青森県旧岩崎村(深浦町)を写真とともに紹介する。

Vol.397/青森県旧岩崎村(深浦町)

深浦市街地からさらに南へ進むと、旧岩崎村に入る。市街地は海岸線に位置していて、やはり港町だ。東の方角に広がる深い山々は、世界遺産の白神山地。まだ白神山地の山深くへは訪れたことがなくて、いつか行ってみたいなあと思う。

そして、市街地を通過したのち、山道をしばらく進み、「青池」と呼ばれる観光名所を訪れた。白神山地の十二湖のひとつで、まだ行ったことがなかったのだ。

お盆の時期だったので、観光客もすごく多かった。曇り空ながらも青池は、確かに青かった。深みのあるコバルトブルー。肉眼でもそう認識できた。北海道の“青い池”とも、山形県遊佐町の“丸池様”とも、似ているようで違う。青い色が特徴的な池は多いし、どのスポットでも人気だが、映像や写真では一緒に見えても、直接見て感じる印象は少しずつ違う。面白いものだ。

奥には白神山地

岩崎の漁港

バス待ちかな

途中の道もいい

青池だ。深さは9メートルもある

目で見たら、もうちょっと青かった

秋田県との県境

そのあと、青森県と秋田県の県境をギリギリ越えるところまで行った。もう、誰から聞いたのかも覚えていないけれど、「秋田と青森の、何もない県境を走るのが良いんだ」と誰かに言われて、それが長く耳に残っていたのだ。一瞬だけ秋田県に入って、まもなくUターンした。際立ったもののない景色、ひたすらに日本海が広がっている景色は、確かにぼくも好きだった。

(仁科勝介)

写真家プロフィール

仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
仁科勝介公式Twitter:https://twitter.com/katsuo247
仁科勝介公式Instagram:https://www.instagram.com/katsuo247

  

  

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