近江牛と滋賀県産メンマで作る「湖風近江の牛しぐれ」新発売。地域課題の一助に
認定近江牛指定店「お肉のおかだ」は2月20日(木)に、A5ランクの近江牛と滋賀県産メンマを秘伝のたれで炊き上げた「湖風近江の牛しぐれ」を守山市の店舗とオンラインショップで新発売する。
お肉のおかだと大津市の柏木竹林農園がコラボ
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柏木竹林農園の柏木俊寛さんとお肉のおかだの西川展世さん
滋賀県産メンマと近江牛の出合いは2024年。「お肉のおかだ」は、事業交流会で柏木竹林農園の柏木俊寛氏と出会い、滋賀県の「竹害」に取り組む姿と、伐採した竹も資源と考え、一本も無駄にしないために丈尺やメンマなど、商品化していることに感銘を受けたという。
同店では、A5ランクの近江牛をかたまりで仕入れ、形の良い部分をすき焼きやしゃぶしゃぶ、焼き肉などにカットして販売。形が整っている部分以外は、安く売るか、お肉の場所によっては破棄することになり、破棄する部分が多ければその分を価格にのせなくてはならない。
形は悪くてもA5近江牛。竹害を防ぎたいという柏木竹林農園の思いと、おいしい近江牛を余すところなく食べてもらいたいという「お肉のおかだ」の思いが一つになって商品を開発。
余すところなく商品として届けるのが、手塩にかけて大切に牛を育ててくれた畜産農家さんへの敬意であり“大切な命をきちんといただく”ことが、牛への供養にもなると考えから「湖風近江の牛しぐれ」が誕生した。
近江牛とメンマの食感を楽しめる
A5ランクの近江牛を2009年の創業以来同店に伝わる秘伝のたれと山椒、生姜、にんにく、唐辛子で炊きあげ、一晩寝かせて味を染み込ませ、余分な脂をきって柔らかく仕上げた近江牛のしぐれ煮に入れるのは滋賀県産のメンマ。
現在流通しているメンマの97%は中国産だが、たった3%しかない国産の中でもさらに少ない滋賀県産の竹のみを使ったメンマだ。
柏木竹林農園で丁寧に作られた塩漬けの竹を仕入れ、1週間かけて塩抜きをし、近江牛のしぐれ煮とあわせて炊きあげている。
たれとお肉の味が染み込んだメンマは、柔らかい中にもコリコリをした食感があり、食欲をそそる一品となっている。
「お肉のおかだ」について
京都で精肉職人として勤めた岡田長治氏が定年後の2009年に「お肉のおかだ」を創業。A5ランクの近江牛にこだわって仕入れている。
「滋賀県民にこそ滋賀の誇り近江牛を食してほしい」というのが父から引き継いだ娘・西川展世氏の思い。「近江牛は高い」「贈答用にしか買えない」という地元の人にこそ本物の近江牛の味を知ってほしいと思っている。
事業継承後も、近江牛の目利きは、職人歴50年以上の経験と感覚で肉の良し悪しを見極める父・長治氏に任せるなど、肉を見る目に絶対的な信用と信頼を寄せているとか。
地域課題にも取り組む竹害柏木竹林農園
国内では戦後、収益性の高いタケノコの栽培が盛んとなり、竹林が増えた。しかし、海外から安価なタケノコが輸入されると国内の需要が減り、農家の高齢化や担い手の減少で手入れがされずに放りされる竹林が増加し、竹林を放置することによる悪影響は見過ごせないのが現状だ。
竹は成長が旺盛なため、根は森林内に拡大・侵入し、竹が太陽光を遮ることで樹木は弱り枯れてしまう。そして、竹の地下茎は地中30cm程度に集中しているため、雨水が地中深くまで浸透しなくなり土砂・土壌崩壊の危険がある。
柏木竹林農園では地域の環境保全を目的とした竹林整備を実施。通常、伐採された竹は廃棄や処分されるが、無駄なく竹を活用するために食用や日用品・肥料などに加工して提供している。
おいしく食べることで地域課題を解決するきっかけにもなる「湖風近江の牛しぐれ」を、味わってみては。
■お肉のおかだ
住所:滋賀県守山市播磨田町56-6
営業時間:9:00~19:30(オーダーストップ19:00)
お肉のおかだ公式ホームページ:https://oniku-okada.com
柏木竹林農園公式ホームページ:https://kashiwagibamboofarm.wixsite.com/my-site
(丸本チャ子)
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