全国書店員が選ぶいちばん売りたい本「2025年本屋大賞」ノミネート10作品が決定!


書店員が選ぶ文学賞「本屋大賞」は、書店員による一次投票が終了し、「2025年本屋大賞」のノミネート10作品が決定した。

書店員の投票により決まる文学賞

「本屋大賞」は、今年で第22回を迎え、書店員のみならず業界の関心も高くなっている。「2025年本屋大賞」は、2023年12月1日~2024年11月30日に刊行された、日本のオリジナル小説が対象(判型は問わず)。投票参加資格者は、新刊を扱っている書店の店員で、オンライン書店店員やパート社員も含まれる。

選考方法は、一次投票で一人3作品を選んで投票、一次投票の集計結果上位10作品をノミネート本として発表する。二次投票は、ノミネート作品をすべて読んだうえで全作品に感想コメントを書き、ベスト3に順位をつけて投票。二次投票の集計結果により大賞作品を決定する。

2024年12月1日(日)に一次投票のほか、「翻訳小説部門」、「発掘部門」の投票がスタート。

「発掘部門」は、ジャンルを問わず、2023年11月30日以前に刊行された作品が対象。一次投票時に既刊本のお勧め本を一点投票し、その中から共感した1冊を実行委員会が選出して「超発掘本」として発表。また「発掘部門」に投票された作品をリスト化して発表する。

「翻訳小説部門」は、2023年12月1日~2024年11月30日に日本で刊行された翻訳小説の中から一人3冊までを投票し、集計。「本屋大賞」発表時に「翻訳部門」の上位3作品も発表する。

ノミネート10作品が決定


652名の書店員からの投票によってノミネートされたのは、『アルプス席の母』早見和真/小学館、『カフネ』阿部暁子/講談社、『禁忌の子』山口未桜/東京創元社、『恋とか愛とかやさしさなら』一穂ミチ/小学館、『小説』野崎まど/講談社、『死んだ山田と教室』金子玲介/講談社、『spring』恩田陸/筑摩書房、『生殖記』朝井リョウ/小学館、『成瀬は信じた道をいく』宮島未奈/新潮社、『人魚が逃げた』青山美智子/PHP研究所の10作品。

1月5日(日)に一次投票投票を、1月19日(日)に「発掘部門」投票を締め切り、2月3日(月)にノミネート発表&2次投票をスタートした。以降、2月11日(火)に「翻訳小説部門」投票締め切り、3月2日(日)に2次投票締め切り、4月上旬に「超発掘本」発表というスケジュールになっている。

大賞作品の発表と贈賞式は、4月9日(水)に東京都港区元赤坂の明治記念館にて実施される予定だ。

今年はどの作品が「本屋大賞」に選ばれるのか楽しみにしつつ、ノミネートされている10作品をチェックしてみては。

本屋大賞 公式サイト:https://www.hontai.or.jp
本屋大賞 公式X:https://x.com/hontai

(山本えり)

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