土層改良で種子島の安納芋を守るため、クラウドファンディングをスタート!


甘くて美味しいと評判のさつまいも「安納芋」の基腐病(もとぐされびょう)による不作が続いている。「この状況を何とか打破できないか」と立ち上がった人がいる。安納芋発祥の地である鹿児島県種子島で45年に渡って安納芋農家を営む村野繁長さんだ。

農薬、化学肥料未使用での芋作りに成功した農法での芋作りを確立・継続するため、この度、クラウドファンディングを開始した。

病気に負けない芋作りには、土層・土壌の改良が必須


村野繁長さんは、基腐病による安納芋不作を解決するため、土層・土壌の改良に注力した。EM菌などを活用した土壌改良を行い、農薬などで病気を抑え込むのではなく、土中の菌のバランスを保つことで自然のポテンシャルを引き出す、芋にも環境にも人体にもやさしい農法だ。

結果、2023年度には栽培期間中に農薬、化学肥料未使用での芋作りに成功。翌年2024年度はよりおいしい安納芋ができ、収穫量も激増したそうだ。この農法は「安納芋に限らず、あらゆる作物に有効」と村野さん。持続可能な農業を助ける一手として全国に広く周知し、活用してもらえればと語る。

安納芋作りに耕作放棄地を活用したい

種子島で安納芋農家を営む村野繁長さん

土層・土壌の改良を行い、病気に負けない安納芋作りには成功しているが、現在は小さな畑での細々とした取り組みに過ぎない。村野さんは、今後は種子島の耕作放棄地を活用し、この農法での安納芋作りをより広げて行きたいと考えている。バランスの良い土作りを広く行うことで種子島全体の環境を守り、同時に質の良い安納芋ができることで島の経済活動も活発になる。「島の内外問わず、参入者も広く募りたい」と村野さん。クラウドファンディングを通じた支援者を募集している。

「種子島の安納芋を守れ!45年の経験を生かした70歳の挑戦!」プロジェクトの期間は、3月14日(金)まで。安納芋発祥の地で安納芋作りを続ける村野さんの取組をチェックしてみては。

■種子島の安納芋を守れ!45年の経験を生かした70歳の挑戦!
プロジェクト期間:1月24日(金)〜3月14日(金)
リターンの配送:2025年11月までに配送予定

READYFOR:https://readyfor.jp
プロジェクト名:種子島の安納芋を守れ!45年の経験を生かした70歳の挑戦!

(熊田明日良)

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