【東京都千代田区】eスポーツ×就労継続支援の障がい福祉施設「ONEGAME」が秋葉原に誕生!3コースを用意
ワンライフは、eスポーツ×就労継続支援という新しい形の障がい福祉施設「ONEGAME(ワンゲーム)」の新施設を、1月に秋葉原でオープンした。
eスポーツ×障がい者福祉で障がい者の職域を広げる施設
「ONEGAME」は、eスポーツを通じて就労の技術を向上させ、ゲーム会社やeスポーツ事業に就職するためのスキルを磨くB型事業所だ。
「ONEGAME」では、eスポーツ専門学校のような機材・カリキュラムを用意し、満足度の高い学習環境を用意。急成長中のeスポーツと障がい者福祉を掛け合わせ、障がい者の職域を広げる施設となっている。
3つの専門コースを用意
「ONEGAME」では、「選手」「イベント」「実況解説MC」という3つのコースから、eスポーツにどのように携わりたいかを選択可能。各コースでは、プロが直接指導するコーチングを採用し、「好きを仕事にする」ために必要な技術・企画力などを養い、日本だけでなく、ゆくゆくは世界で通用する人材を目指すことができる。
「選手コース」は、プロ選手、タレント、ストリーマー、デバイス開発、eスポーツコーチ、チーム監督、マネージャー、アナリストなどを目指したい人向けのコースだ。
ONEGAME独自のランクの設定を設け、利用者はひとつひとつの課題をクリアしていくことでランクが上がるシステム。自身の実力が可視化されることで次の目標設定を明確にし、プレイ技術の向上を図る。
「イベントコース」は、様々なイベントを想定し、設営に必要な機材に触れながら、1からセッティングできる設営技術を学ぶコース。ひとつのエンターテイメントを完成させるために何が必要かを議論し、演出できる企画力を育てる。
このコースの利用者は、照明、音響、映像、配信、オブザーバー、監督、企画プラニングなどの職業を目指せる。
「実況解説MCコース」では、ゲーム内で「何が起きているのか?」「何がすごいのか」を声を使い、相手に伝えるための表現力を養う。
利用者は、ゲーム実況を生配信で行うことで言葉遣いや伝える楽しさを学び、NA(実況解説)、MC、ラジオ、テレビ、声優、キャラクターなどを目指す。
なお、「イベントコース」および「実況解説MCコース」の利用者は、定期的に開催されるONEGAME大会のイベント設営、運営チームとして活躍することも可能だ。
施設利用者の声
選手コースを利用している20代男性(シャルコマリートゥース病)は、「本格的な設備でびっくり致しました。 みんなも同じ障がいを抱えている人で共通な趣味もありチームであり家族でもある空間が好きです。(一部抜粋)」とコメント。
実況解説MCコースを利用している20代女性(統合失調症)は、「自分は元々声を出しづらく言葉が詰まってしまうことが多々ありました。 しかしこのコースに通うことによって発声や滑舌などを学び、自分がこんなに大きな声で喋れる様になると思っていなくて自分でもびっくりしました。」とコメントしている。
イベントコースを利用している40代男性(統合失調症)は、「元々、音楽を聴くことが好きだったこともあり、実際に音響の現場に触れてみたいと思い、通ってみました。ONEGAMEでの学ぶのは非常に楽しくてこの様に音の調整やエフェクトをかけたり様々な事が学べ、すごくよかったです。」と感想を寄せている。
ワンライフについて
ワンライフは、群馬県に本社を構え、障がい者自身がそれぞれの個性に合わせたチャレンジを行うことで自信と選択肢が持てるような社会づくりを目指し、障がい福祉サービスを展開している。
子どもから大人までの障がい者を対象とした障がい福祉サービス、障がい福祉施設に特化したポータルサイト「みんなの障がい」、障がい者が障がい者の課題解決を行う新しいコミュニティ「凸凹村」などを展開中。
昨今、世界中で大会が行われているeスポーツは、1000億円超という莫大な市場が広がり、「2018年アジア競技大会」の種目に採用されるなど急激にその規模を拡大しているそう。同社は、世界中のトッププレーヤーが世界一を競うeスポーツが「大きな舞台で健常者と対等に戦える新しい場」になると考えている。
全国的に展開している「ONEGAME」の新施設「ONEGAME秋葉原」をチェックしてみては。
■ONEGAME秋葉原
所在地:東京都千代田区東神田2丁目7−1 広部ミヤケビル 4F
利用対象:18歳以上の障がい(身体・知的・精神)を抱えている人
開所日:月〜金(祝日含む)
利用時間:10時〜16時
URL:https://onelife-inc.com/facility/onegame-akihabara
(Higuchi)
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