【東京都渋谷区】オルタナティブスペース「Kura」でフランスと日本のアーティストが交わる展覧会が開催
UltraSuperNewは2月8日(土)~21日(金)の期間、フランス人アーティストのMarion Flament氏と日本人アーティストのYu Maeda氏の展示『Matter[rial]s for reflection』を入場料無料で開催する。
開催場所は、2024年末に東京・渋谷のオフィスビルにオープンしたオルタナティブスペース「Kura」だ。また、2月7日(金)19:00~21:00には、オープニングレセプションを開催する。
オルタナティブスペース「Kura」で3回目の展示が開催
クリエイティブエージェンシーでもあり、原宿のアートギャラリー「UltraSuperNew」を構えるUltraSuperNewが、2024年末にオフィスビルの屋上に新しくリニューアルオープンした「Kura」。
過去2回の展示に引き続き、第3回となる今回は、日本初の展示となるフランス人アーティストのMarion Flament氏と日本人アーティストのYu Maeda氏の展示だ。
空間や光の使い方に新視点を提示するMarion Flament氏
Marion Flament氏は、光と透明性をテーマにしたガラス作品が特徴のフランスのアーティスト。1989年、フランス・ランス生まれ。パリを拠点に活動するアーティスト。エコール・ブールおよびパリ装飾芸術学校(EnsAD)を卒業し、エルメス・アカデミー・ドゥ・ヴェールの受賞者。
2012年にリオデジャネイロのEAVパルケ・ラージで交換留学を経験し、2017年までEnsAD-LABにてインタラクティブ照明の研究を行う。
日常生活の体験や身近な物理現象を題材に、空間や光の使い方に対する新たな視点を提示しながら、光と透明性の表現に焦点を当て、ステンドグラスの色と光の関係性を探求した作品を発表している。
彫刻やインスタレーションでは、光の屈折と回折の間に生まれる物質と無形の調和を追求する。素材と形のバランスを追い求める同氏のアプローチは、錬金術的なプロセスと詩的な表現力に満ちている。
なお、同氏の作品展示は今回が日本では初となる。
日本の伝統と現代が融合した作品で知られるYu Maeda氏
Yu Maeda氏は、1984年、熊本県生まれ。京都精華大学デザイン学科卒業後、フリーランスとして広告用アニメーションやミュージックビデオの制作に携わる。
2013年に南カリフォルニアに移住し画家としてのキャリアをスタート。作品は『Hi-Fructose』や『Juxtapoz』といったアート誌に掲載され、2019年にはロサンゼルスのSuperchief Galleryで初の個展を開催。
2020年に帰国し、現在は日本を拠点に、アメリカやヨーロッパ、アジアなどで活動を展開している。
日本の伝統にルーツを持ちながらも、現代的な視点を取り入れるアーティストであり、絵画のキャリアを経て陶芸に挑み、粘土という新たな素材を用いることで、鮮やかで想像力豊かな表現を探求。
幻想的な生き物やトーテム的モチーフを特徴とした彫刻作品も手がけ、日本の伝統と現代的なポップアートのエッセンスを見事に融合した作品で知られている。
鮮やかな色彩を保ったままあたかも地中から発見されたかのようであり、有機的な形状と幾何学模様、大胆な色彩のコントラストが生み出す視覚的インパクトが特徴だ。
また、古代神話や儀式を思わせる表現は、大地とその自然のサイクルへの深い敬意を感じさせる。
2人の世界観が交わる『Matter[rial]s for reflection』を楽しもう。
■Matter[rial]s for reflection開催概要
会期:2月8日(土)〜21日(金)
開館時間:火曜〜土曜(14:00〜19:00)
休館日:日曜・月曜
場所:UltraSuperNew KURA
住所:東京都渋谷区東2-6-18エポック
公式Webサイト:https://ultrasupernew.gallery/jp/tokyo/current
(佐藤 ひより)
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