フランス・パリでスリ被害に遭った女性が注意喚起 / ひろゆきさん「スマホは人が見ているところでは使わない」
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スイス在住の女性ブロガーが、フランス・パリでスリに被害に遭い、自身の公式Xアカウントで注意喚起と対策方法を伝え、注目を集めている。
フランス・パリでスリ被害に遭った女性が注意喚起
スリに被害に遭ったのはKarinさん。彼女は夫婦でスイスに住んでいるとのこと。現地の情報を伝えるブログ「旅時々ワイン in スイス」を書き続けているブロガーだ。夫婦でパリで地下鉄に乗っている際、サイフを盗られたらしい。
Karinさんは、そのときの体験談とスリ対策の方法を自身の公式Xアカウントで伝えている。
<KarinさんのXコメント / 一部引用・要約>
「土曜日の17時半頃、パリの地下鉄、14番線のピラミッド駅から乗車しました。私達は、夫婦とベビーカーに乗せた1歳の息子の3人です。貴重品は、各スーツケース、各お財布(分散していたため4つ)にAirTagをいれてました。私のママバックにはお財布などの貴重品は入れておらず、主人のリュックにたまたまAirTagを入れていないお財布が1つだけ入っていました。私のお財布と主人の他2つの財布は、たまたまスーツケースの中でした」
「私と主人の間のポールには背の高い綺麗めな格好をした男性がいて、私から主人が見えないように立っていました。ですが、特に怪しい感じはなく、むしろ私に向かって微笑んでくるので、よくある「赤ちゃん可愛いね~」みたいな微笑みかと思ってました。これが罠とも知らずに…」
「扉が閉まり電車が動き出して、次の駅まで半分くらいを過ぎた辺りで、主人のスーツケースのトロリーループにつけたリュックの上に、その男性の首からかけたマフラーが電車の揺れに合わせて覆い被さったそうです。あまりにも自然な感じで揺れと同時にマフラーがゆらっゆらっと動いただけだったので、そんなに違和感は感じなかったそうですが、主人はマフラーがかかって嫌だなと感じていたみたいです。マフラーがかかるのは2.3秒ぐらいでしたし、電車も揺れるので仕方ないよね、という感じにしか思わなかったようです。しかも主人はリュックの上の取っ手部分を手で握っていたので、まさかこんな至近距離の一瞬の隙で取られたとは想像できず、すぐに財布を確認しようという意識にもならなかったようです(スリのプロって本当にいるんだなって恐ろしくなりました)」
「主人が「なんだこれ?」と怪訝そうな顔をしたのです。「どうしたの?」と聞くと、「カードの請求で840ユーロきてる。今日そんな買い物してない」と言うのです。とりあえず、カード会社に連絡をしてそのカードを止めてもらいました。ただ、そのカードはApple Payでよく使っていたカードだったので、どこかでスキミングに遭ったのかと思ってました。でも、「一応カード本体も確認しよう!」となりリュックの財布の場所を確認してみると… なんとお財布がまるごとなかったのです!! 主人も私も信じられなくて、一瞬固まりました。主人は血の気が引いていたと思います」
①【大ショック】パリの地下鉄(メトロ)でスリにあいました。あまりにも巧妙な手口だったので注意喚起も含めて、詳細をお話ししようと思います。内容に興味がない方で出来うる対策だけを知りたい方は最後まで飛んでください。盗まれた張本人が対策を言うのは説得力がないですがお許しください— karin-de-ring (@karindering1) January 20, 2025
② 前提として、スリにはかなり気をつけていて、それなりに対策はしていましたし、知識もつけていました。それでもすられたので、かなりへこんでいます・・・— karin-de-ring (@karindering1) January 20, 2025
③では、お話をしていきますね。土曜日の17時半頃、パリの地下鉄、14番線のピラミッド駅から乗車しました。私達は、夫婦とベビーカーに乗せた1歳の息子の3人です。— karin-de-ring (@karindering1) January 20, 2025
④ 荷物は、大きなスーツケースと機内持ち込みサイズのスーツケース、その上にトロリーループに繋げた状態のリュック、ベビーカーとベビーカーにぶら下げたママバックでした。私はショルダーバッグなどは持っておらず、ママバックのみでした。— karin-de-ring (@karindering1) January 20, 2025
⑤貴重品は、各スーツケース、各お財布(分散していたため4つ)にAirTagをいれてました。私のママバックにはお財布などの貴重品は入れておらず、主人のリュックにたまたまAirTagを入れていないお財布が1つだけ入っていました。私のお財布と主人の他2つの財布は、たまたまスーツケースの中でした。— karin-de-ring (@karindering1) January 20, 2025
⑥さて、ピラミッド駅の地下鉄車内は大混雑というわけではありませんでしたが、乗降口の各角には人がいました。この車両は、ベビーカーや車椅子が置けるゾーンがある車両ではありましたが、その場所に行くのに、ちょうど人が立っていて移動できない感じでした。— karin-de-ring (@karindering1) January 20, 2025
⑦ なので、私とベビーカーに乗せた息子は乗降口の奥側(扉が開かない方)に行き、中央のポールを挟んで、主人とスーツケース2つという位置になりました。地下鉄に乗る時はお互いに携帯は触らず、常にキョロキョロするようにしていました。なので、いろんな人と目が合いました。主人も同じです。— karin-de-ring (@karindering1) January 20, 2025
⑧ただ、私と主人の間のポールには背の高い綺麗めな格好をした男性がいて、私から主人が見えないように立っていました。ですが、特に怪しい感じはなく、むしろ私に向かって微笑んでくるので、よくある「赤ちゃん可愛いね〜」みたいな微笑みかと思ってました。これが罠とも知らずに・・・— karin-de-ring (@karindering1) January 20, 2025
⑨当の主人は、乗降口付近に両手にスーツケースという状況で、側に立っていた男性に押されたような感じがしたそうです。「なんで押してくるんだ?」と違和感を感じたそうですが、一瞬の出来事だったし、足でもつまずいたのかなと特に気を止めなかったそうです(この時に何かを取られた訳ではありません— karin-de-ring (@karindering1) January 20, 2025
⑩その後、扉が閉まり電車が動き出して、次の駅まで半分くらいを過ぎた辺りで、主人のスーツケースのトロリーループにつけたリュックの上に、その男性の首からかけたマフラーが電車の揺れに合わせて覆い被さったそうです。— karin-de-ring (@karindering1) January 20, 2025
11.あまりにも自然な感じで揺れと同時にマフラーがゆらっゆらっと動いただけだったので、そんなに違和感は感じなかったそうですが、主人はマフラーがかかって嫌だなと感じていたみたいです。マフラーがかかるのは2.3秒ぐらいでしたし、電車も揺れるので仕方ないよね、という感じにしか思わなかったよう— karin-de-ring (@karindering1) January 20, 2025
12.です。しかも主人はリュックの上の取っ手部分を手で握っていたので、まさかこんな至近距離の一瞬の隙で取られたとは想像できず、すぐに財布を確認しようという意識にもならなかったようです(スリのプロって本当にいるんだなって恐ろしくなりました)。— karin-de-ring (@karindering1) January 20, 2025
13.そうこうしてるうちに犯人は次の駅のChâtelet駅で下車しました。自分たちはその次の駅のGare de Lyon駅で下車しました。その時は何も気が付いていないので、Gare de Lyon駅からジュネーブ 行きのTGVに乗って、出発を待ちました。荷物も置いて、TGVが出発したので、携帯で色々確認していたら、— karin-de-ring (@karindering1) January 20, 2025
14.主人が「なんだこれ?」と怪訝そうな顔をしたのです。「どうしたの?」と聞くと、「カードの請求で840ユーロきてる。今日そんな買い物してない」と言うのです。とりあえず、カード会社に連絡をしてそのカードを止めてもらいました。ただ、そのカードはApple Payでよく使っていたカードだったので、— karin-de-ring (@karindering1) January 20, 2025
15.どこかでスキミングに遭ったのかと思ってました。でも、「一応カード本体も確認しよう!」となりリュックの財布の場所を確認してみると・・・なんとお財布がまるごとなかったのです!!主人も私も信じられなくて、一瞬固まりました。主人は血の気が引いていたと思います。— karin-de-ring (@karindering1) January 20, 2025
16.主人のリュックは多機能リュックでファスナーやポケットがたくさんあるタイプで、リュックの網ゴムみたいなところに入れてました。いつもなら荷物が沢山入ってて財布のある場所まで届かないはずが、こういう日に限ってリュックにはあまり荷物が入っておらず確かに手を伸ばせば届く感じでした。— karin-de-ring (@karindering1) January 20, 2025
【対策】まずターゲットにされないことが大事です。簡単に盗めそうだと思わせないようにしたいものです。①乗る前に電車でのポジショニングを考えて乗る— karin-de-ring (@karindering1) January 20, 2025
車両の中央の柱付近にとどまるのではなく、自分が端っこにいれる場所を確保できるかどうかが重要。確保できなさそうなら乗らない。ベストは1番端の車両の壁側。これまでは必ずここだったのに今回に限って真ん中に乗ってしまった・・・気の緩み— karin-de-ring (@karindering1) January 20, 2025
スリは単独ではなく複数で行動してると思います。今回もよくよく考えてみたら、端っこにいくスペースを塞がれたり、後ろから乗ってきた人が自分の前に回り込むなど、もしかしたら自分たちの周りはほぼスリ集団だったかもしれません。— karin-de-ring (@karindering1) January 20, 2025
乗る時に混雑していたり端っこにいけない感じであれば電車を見送るのも大事そうです。実はこれまでパリに来た時に主人の判断で来た電車にすぐに乗らなかったことがありました。今回は急いでいた訳でもないのにその意識が薄れていたことは大いに反省です。— karin-de-ring (@karindering1) January 20, 2025
②子連れはとにかく狙われやすい子供に気を取られるので隙が生まれやすい③リュックのファスナーにロックをかける— karin-de-ring (@karindering1) January 20, 2025
これまで同じシチュエーションで何度もパリに行っていたけど、スリにあったり危ない目にあっていなかったため気が緩んでいたのかも。それと、スリ集団は綺麗な格好、男性も女性も顔もよいです汚い格好をしている人がスリとは限りません。— karin-de-ring (@karindering1) January 20, 2025
長くなりましたが、ここまでお読みくださりありがとうございましたどうか、今後パリへ行き、地下鉄に乗る方の参考になり、1人でも被害に遭われる方が減りますように— karin-de-ring (@karindering1) January 20, 2025
ぼくも仕事でよくパリに行きますが、胸掛け式ポーチがオススメです。チェストリグと言います。あと財布はスキミング防止のタイプを使うこと。いずれにしろバックの中にいるのは危険です。スマホにはコードつけて固定すべきです。— 清谷信一@Shinichi-Kiyotani (@lYWLTaGOMuZXoo3) January 21, 2025
なんと、財布をすられた直後、すぐに840ユーロもの買い物をされてしまうとは……。日本円にして約14万円である。被害者が盗まれたことに気がつき、カードを止める前に使用したのかもしれない。
スリ対策としても役立つ情報
Karinさんのスリ被害報告は多くの人たちに読まれており、スリの注意喚起とともに、スリ対策としても役立つ情報になっているといえよう。
パリに限らずヨーロッパ各国にスリは多くいる
筆者はスリ被害に遭ったことは一度あるが「スリに狙われたこと」は何度もある。イタリアでは、売店で買い物中の筆者の周囲に小学生ほどの子どもが集まり、バッグに手を入れてきた。デンマークでは堂々とバッグに手を入れてカメラを掴んできた。それ以降、持ち歩く荷物を最小限に減らし、バッグは防犯が可能かどうかをもっとも重要視して購入するようにしている。
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ひろゆきさん「フランスは治安悪いですよ」
インターネット掲示板2ちゃんねる創設者・ひろゆきさんはパリ在住として知られているが、小銭入れを盗られる被害に遭ったことがあるという(厳密には紛失したのか盗られたのか不明)。
「フランスは治安悪いですよ」と語るひろゆきさん。それゆえ、ポケットに物を入れない、トートバックのような物がすぐに取れるものを使わない、スマホは人が見ているところでは使わないなどの対策をしているようだ。
皆さんも、旅に出る際はスリ被害に遭わないよう注意してほしい。
(執筆者: クドウ秘境メシ)
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