屋内の人工光で水耕栽培されたわさび葉茎を購入できるオンラインショップをOPEN
わさびの自動栽培に取り組むアグリテックベンチャー・NEXTAGEは、ネットショップ作成サービスBASEに「山葵人商店」を開設し、屋内の人工光で水耕栽培したわさび葉茎の販売を開始した。
屋内の人工光でわさびを水耕栽培
NEXTAGEが提供するわさび栽培モジュールでは、断熱コンテナの中の人工光でわさびの水耕栽培を実施。わさびの根茎はもちろんのこと、露地栽培では、虫や動物によって食べられるなどして傷んでしまうわさびの葉茎を、きれいなまま収穫できる。
わさびの生産地では、わさびの葉茎が様々な調理方法で食べられてきた。しかし、成長の過程で傷んでしまったり、収穫時期が限られたりすることから供給量が少なく、珍しい野菜=レア・ベジタブルとなっていた。
レア・ベジタブル”わさび葉”をオンランで販売
「山葵人商店」で販売中のわさびの葉茎は、同社がわさび栽培モジュールを購入した人に栽培管理サポートを提供するための研究開発拠点・横浜C&Mセンターを中心とした、自社栽培施設で栽培されたもの。
豊洲市場の仲卸業者や大手食品加工業者へのテスト販売で注目を集め、一般の人にもその美味しさを感じてほしいという思いでネットショップのオープンに至ったという。
主な取り扱い商品について
商品は「ミニわさびリーフ【サラダ用・真妻】(50g/100g)」、
「わさび葉茎【調理用・実生】(100g/200g)」、「わさび葉茎【調理用・真妻】(100g/200g)」などを販売中。
同社の公式YouTubeでは、「わさびの葉茎 簡単白だし和え」や「葉わさびおにぎり」など、、わさび葉茎を活用したレシピも紹介しているのでチェックしてみて。
ALL JAPAN MADEの植物栽培技術を世界へ
NEXTAGEは、「ALL JAPAN MADEの植物栽培技術を世界へ」を合言葉に、わさびの自動栽培ソリューションの開発に取り組んでいるアグリテックベンチャー企業。
今回の取り組みは、わさび田の荒廃を目の当たりにし、強い懸念を持つようになったことがきっかけだそう。最高峰の国産わさびといわれる「真妻種」発祥の地・旧真妻村(現:和歌山県日高郡印南町川又)に足を運び、2019年より真妻種の栽培を開始した。
日本の食だけでなく、文化や技術を伝え、様々な企業の人たちと繋がり、日本が誇る「わさび文化」の継承と発展、100年後の未来の子どもたちに「本物のわさび」を残していきたいという想いで、屋内環境での人工光による栽培(=植物工場栽培)をスタート。試験栽培と商品化に取り組んでいる。
同社は、これまで蓄積してきたわさびの植物栽培工場における栽培技術と知見を活かし、ALL JAPAN MADEの植物栽培ソリューションを世界へと加速していく予定だという。
レア・ベジタブル「わさび葉」を、自宅で味わってみては。
山葵人商店:https://wasabi365nx.base.shop/p/00001
NEXTAGE公式サイト:https://nextagecorp.com
NEXTAGE公式Instagram:https://www.instagram.com/wasabi_nextage
(丸本チャ子)
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