大阪・関西万博の関西パビリオン京都ブースWebページ公開!テーマや展示例など紹介


大阪・関西万博きょうと推進委員会の公式サイトにて、大阪・関西万博の会場における関西パビリオン京都ブースを紹介するWebページが公開された。ブースのコンセプトや空間デザイン、展示例などを紹介している。

ブースのコンセプトは「一座建立」

関西パビリオン京都ブースのテーマは、「一座建立」。これは、茶道において大切にされる精神の一つであり、茶会に招いた者(亭主)と招かれた客が心を通わせ、一体感のある心地よい空間が生まれる様を表している。

同ブースでは、京都府内各地の取組や魅力を紹介する展示に加え、来場者が出展者と交流し、心を通わせ、一体感を生み出すような実演や体験イベントも実施する。

京瓦による「ワンマテリアル」空間デザイン

空間ディレクションは、国内外で精力的に活動する彫刻家の名和晃平氏が京都・伏見にて創設したクリエイティブ ·プラットフォームSandwichが担当。多彩なコンテンツで満たされた万博会場において、統一されたミニマルかつ静謐な空間をつくることで、人々がじっくりと京都の未来と過去に向き合えるような体験の創出を目指す。

同ブースの床から壁面にかけては、京瓦浅田製瓦工場協力のもと開発された京瓦タイル「キモノタイル」で覆う。着物の前合わせを思わせる独自のタイルパターンが特徴だ。

また、テーマ映像制作は、京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)出身の映像作家・山田晋平氏が代表を務める青空が手がける。

そして、テーマ音楽制作は音楽家・原摩利彦氏が担当。映像と音響と空間が一体となることで多面的な空間の魅力を創出する。

一定期間ごとに入れ替わる多彩なテーマの展示

同ブースでは、「文化」「食」「産業」「環境」「いのち」「観光」という各分野に合わせた展示を、一定期間ごとに入れ替えながら京都の魅力を発信。各週ごとにウィークテーマを設け、100を超える事業者と共に、「何度訪れても京都の新たな魅力を体感できる空間」を創り上げていく。

2025年4月13日(日)~5月25日(日)は「文化」。オープニングに茶道・華道でもてなし、おもてなし文化を伝える。また、地域文化の象徴である祭りの展示など、地域で独自に発展してきた「伝統」や、時代や環境の変化に応じた「革新」を体感できる展示も行う。

2025年5月26日(月)~6月15日(日)は「食(京料理とお酒)」。日本三大酒処の日本酒をはじめ、京都オリジナルのビールなど、京の酒の多様性を見て、味わえる。また、京料理の技術を備蓄食に活用(「京料理×備蓄食」Kyoto Food Stock Action ~ “美蓄食”)するなど、京料理との新たな関わり方も紹介する。

2025年6月16日(月)~8月3日(日)は「産業」。京都の高級呉服や日常用品など幅広い伝統産業の担い手が、未来に向けて取り組む新たな挑戦にふれられる。また、サイエンスシティ「けいはんな学研都市」で大阪・関西万博に合わせて開催される「けいはんな万博」の一部を体験可能だ。

このほか、2025年8月4日(月)~17日(日)は「環境」、2025年8月18日(月)~31日(日)は「食(お茶と京菓子)」、2025年9月1日(月)~21日(日)は「いのち」、2025年9月22日(月)~10月13日(月)は「観光」という分野の展示を展開する。

なお、Webページでは、出展予定者一覧も見ることができる。

関西パビリオン京都ブースを紹介するWebページで、一足早く大阪・関西万博の雰囲気を体感してみては。

関西パビリオン京都ブースWebページ:https://expokyoto.jp/kyotobooth

(Higuchi)

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