福岡県・福智町に国内で一番新しい酒蔵となる「天郷醸造所」が、2025年5月開業!


クラフトサケ事業を展開する天郷醸造所は、2025年5月に福岡県・福智町にて「天郷(あまのさと)醸造所」を開業する。

地域の魅力を活かしたまちづくりに力を注ぐ

建設予定となる土地を視察する代表

福岡県福智町は、地域の魅力を活かしたまちづくりに力を注いでいる。福岡県を始め、国内や海外から、町の魅力と価値をより深く感じてもらい、滞在を促すための新たな取り組みとして、クラフトサケ醸造所誘致プロジェクトが立ち上げられた。

同プロジェクトでは、上野焼や地元の特産物との相乗効果を生む拠点として期待されており、観光客と地域住民の交流を深める場となることを目指している。


福智町は、2006年に金田町・方城町・赤池町の3町が合併した、12月時点で人口2万1,000人ほどの町。

町名の由来にもなっている標高901メートルの福智山は、年間20万人を超える登山客が訪れる九州地方を代表する山のひとつ。産業の中心は、レモンや梨やいちごなどの果物のほか、米も特産品だ。特に上野地区は、「水源の森百選」のひとつである福智山の麓に位置しており、福智山の水源林から湧き出る水に恵まれている。

地域全体の魅力を日本全国、世界へ発信


天郷醸造所・代表取締役の中山雄介氏は、「2025年3月、私の生まれ故郷である福岡県福智町に、新ジャンル『クラフトサケ』の醸造所『天郷醸造所』を建設し、5月の開業を予定しています。(中略)私は10年以上、全国の酒蔵を支援してきた経験を通じ、酒蔵業界の課題と可能性を深く理解し、業界の衰退を防ぐ使命感と、未来を切り拓く成功モデルを構築したいという強い想いを抱いていました。」とコメントを寄せた。

天郷醸造所 建設予定地

さらに「しかし、酒蔵をゼロから立ち上げるには資金や人材、地域の協力が不可欠であり、現実的には引退後の趣味程度でしか実現を考えられませんでした。そんな中、福智町が発起したクラフトサケ醸造所誘致という奇跡的な機会に出会い、まるで『今やるべき使命だ』と背中を押されるような深いご縁を感じました。(中略)この挑戦は、突発的で安易な動機ではなく、日本文化の継承と地方創生という深い志に基づいています。ご先祖から受け継いだ大地を舞台に、酒造りを通じて地域全体の魅力を日本全国、そして世界に向けて発信し、新たな価値を創出していきます。」と話している。

同醸造所は、10月に地鎮祭が終わり、12月から基礎工事がスタート。ここから2025年3月に建設完了に向けて動いている。

この機会に、「天郷醸造所」をチェックしてみては。

「天郷醸造所」公式HP:https://amanosato-sake.com
「天郷醸造所」公式Instagram:https://www.instagram.com/amanosato_brewery

(江崎貴子)

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