【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.35「同窓会前に知ってて良かった音楽家・芝岡翔梧」

【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.35「同窓会前に知ってて良かった音楽家・芝岡翔梧」

こんにちは。神戸在住の音楽キュレーター、遊津場(ゆつば)です。普段は邦ロック系インディーズアーティスト情報をSNS、メディア寄稿、自主イベント開催など、様々な手法で発信する活動をしています。

そして今回、OTOTOYで私のメインの活動地域である関西エリアで活躍する若手アーティストの様々なトピックを発信する機会をいただきました。 これを読めば、関西邦ロックシーンの最前線が分かります。どうぞ、ご贔屓に。

「同窓会前に知ってて良かった音楽家・芝岡翔梧」

兵庫県出身/大阪在住の音楽家・芝岡翔梧が2025年1月26日(日)にArt Beat Cafe NAKANOSHIMAにて、自主企画「うつくしきたましい」を開催します。ゲストに粟子真行(ココロオークション)と森良太(YOWLL)の両名を迎えたスリーマンイベントとなっています。

芝岡翔梧は今年4月に4年ぶりに活動再開。弾き語りに加え、バンド編成”芝岡翔梧とgood boys”としても6年ぶりのライブを行いました。そして2025年は1月から5月までの5ヶ月連続リリースも決定しています。その結果、私は周りのライヴハウス関係者数人から「あの男が帰ってくるぞ!」と言われました。正直私は名前を知ってる程度だったのですが、いちバンド好きとしては、そのリリースイベントにこれだけ実力あるバンドのフロントマンが集結していることにもう、彼の復活が本当に待ち侘びられていたことを感じます。

【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.35「同窓会前に知ってて良かった音楽家・芝岡翔梧」

実は秋に実際お会いした縁もあって、現在配信リリースされている計8曲を聴いてみたのですが、常に欲しいところで欲しいパワーがどの曲も来て、逆に落ち着いてほしいところでは落ち着いてくれて、機械では出せない音楽人の精密さを感じました。派手さはなくても歌い出し即、そして最後の余韻まで美味です。バンドサウンド、弾き語り、ピアノサウンドもあり、どんなジャンルが好きな人にもオススメできます。個人的に好きな楽曲は絶妙な明るさ加減と肩の力が抜けた小気味良いサウンドの「フランク」。よく”酒の力を借りて”なんて言いますが、そんな意識をぼんやりさせなくても、この曲があれば素面でも自分の気持ちは昔から変わらず、あんたのことを思ってたことを友人にちゃんと伝えられる気がします。今、地元の同級生が同窓会を計画してると聞いているので、その前に良い曲に出会えました。私が下戸というのもあるかもしれませんが。

連続リリースの1作目となる「風」は活動休止から再開に至るまでの背景やそれに伴う心情の変化が繊細に描かれているとのことです。高校卒業後から活動し、4年の休止、そして再開した2024年と、様々な経験をした彼の生み出す2025年のサウンドは、あなたがどんな忙しない日々を過ごしていても、憩いの時間を与えてくれるはずです。

インフォメーション

・遊津場SNS
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OTOTOY

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