【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.32「あなたの時間を溶かすロックバンド・メルトタイマー」
こんにちは。神戸在住の音楽キュレーター、遊津場(ゆつば)です。普段は邦ロック系インディーズアーティスト情報をSNS、メディア寄稿、自主イベント開催など、様々な手法で発信する活動をしています。
そして今回、OTOTOYで私のメインの活動地域である関西エリアで活躍する若手アーティストの様々なトピックを発信する機会をいただきました。 これを読めば、関西邦ロックシーンの最前線が分かります。どうぞ、ご贔屓に。
「あなたの時間を溶かすロックバンド・メルトタイマー」
大阪の4人組ロックバンド・
メルトタイマーは元々男女ツインボーカルで活動していましたが、今年3月に女性ボーカルが卒業。5月より隼風(Vo)をソロボーカルに据えた新体制でスタートしました。なかなか大きな体制の変更となりましたが、今年は初の遠征、イナズマロックフェス出演、東京の大型サーキットイベント・KNOCKOUT FESに出演するなど活動の幅を広げてきています。TikTokでも「アパシー」の投稿動画が600万以上の再生を記録し、フォロワー数も1.7万人を超えるなど、SNSでもその認知度を高めています。
彼らは“まるで時間が溶けるように過ぎていく、そんな音楽を。”をコンセプトに活動しています。私も実際にライヴを見ましたが、共感を呼ぶ歌詞と清純なバンドサウンド、隼風の伸びやかな歌声と所作によって、「ラブメーター」「プラム」ではフロアと一体となれて思わず笑顔になったり、「ハーメルン」ではドラマチックな世界観に誘われました。エンタメ性の高い飽きのない時間が流れており、本当にコンセプト通りあっという間に終わりました。ギターレスの曲から、ツインギターまで幅広く、「ネイビーガール」という楽曲の疾走感を味わえば、他のロックチューンも欲しくなるでしょう。ついでに書くとSNSを見ても分かる通り、明るいキャラクターでもあります。ぜひ物販にも寄ってみてほしいです。
そんな彼らのツアーファイナルには同じく大阪でポップロックを武器に活躍する声にならないよと、全国のライヴハウスで活動する湘南発のスリーピースロックバンド・かたことを迎えたスリーマンです。この2組も見たことありますが、非常に歌に真っ直ぐで美しい。親和性が高く、メルトタイマーと合わせて、この日は純度がカンストするでしょう。師走の忙しない心を一旦リセットするには申し分ない夜になること間違いなしです。さらに年末にはライヴハウスの年納めイベントにも2つ出演します。実績のあるバンドとも多く共演し、2025年も勢いが増していく姿が容易に想像できる彼ら。注目していきましょう。
インフォメーション
・遊津場SNS
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