【金を求めてダイビング】 海底の岩を砕いて金を探すフィリピンの金鉱夫たち

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今回は、海外で制作された興味深いドキュメンタリーをご紹介したい。

東南アジアのフィリピンには膨大な金の埋蔵量があり、多くの鉱夫たちが少しでも多くの金を見つけるため、毎日のように沼地を掘ったり海に潜ったり、金を求めて過酷な現場で作業を行っている。

フィリピンのレイテ島ピヌタン村の沿岸に暮らす鉱夫たちは、エアーコンプレッサーに繋がれた細いチューブで呼吸しながら、ボホール海の水深20メートルまで潜って金を探す。海底の石英に金が含まれていることがあり、シャベルで砕いた砂を袋に入れる作業を潮流が強くなるまで繰り返す。このとき上下に繋いだドラム缶の下に袋を入れて、上のドラム缶にコンプレッサーからの空気を入れることで、ドラム缶が軽くなり一度に多くの砂を運ぶことが出来る。ドラム缶の浮力と一緒に担いで陸まで運んでいき、地上で砂を細かく見ていくと少量の金が見つかる。買い取り業者に持っていくと1日で約30ドル、家族を養い子供を学校に行くらいの月収入があるという。ここで発掘された金はフィリピンの主要都市に売られ、最終的に宝石や小さな金の延べ棒の形で個人の買い手がつくのだ。

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エアーコンプレッサーからチューブで空気を送り込む

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 岩を細かく砕いて袋に詰め込んでいく
 
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ドラム缶に空気を入れると大量の袋が運びやすくなる
 
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大量の砂袋を担いで陸まで運んでいく
 
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石英を砕いた砂の中から少量の金が採れる
【参考動画】

※フランスのテレビ番組「ARTE.tv Documentary」がフィリピンの金鉱夫たちを取材し、動画の28分38秒からフィリピンのレイテ島での採掘の様子を紹介しています。

(Written by 山岸悠也)

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