〈King Jazz Re:Generation〉第2期60’s~70’s 26作配信開始
1950年代のジャズブームから現在に至るまで、数多くのジャズ作品を世に送り出してきたキングレコードに残る膨大なアーカイブを順次配信化していくプロジェクト〈King Jazz Re:Generation〉の第2期作品が配信された。
2期は初デジタル音源化を含む60’s~70’sにリリースされた26作品を配信。監修者・尾川雄介によるキングレコードジャズ作品怒涛のデジタル配信化を記念したプレイリスト「KING Jazz RE:Generation PLAYLIST Vol.2」も公開。
プレイリスト
「KING Jazz RE:Generation PLAYLIST Vol.2」
https://lnk.to/kingjazz_pl2
リリース情報
HIDEO SHIRAKI / 白木秀雄 (1958年作品)
日本を代表する名ジャズドラマー白木秀雄初のリーダー作にして和ジャズ名盤。
白木秀雄リサイタル HIDEO SHIRAKI RECITAL / 白木秀雄 (1959年作品)
デビュー作リリース後、日の出の勢いの中、ジャズドラマー白木秀雄が放った怒涛のライヴ録音盤(於:東京・産経ホール)。
白木秀雄 プレイズ ホレス・シルヴァー HIDEO SHIRAKI plays HORACE SILVER / 白木秀雄 (1962年作品)
1962年5月に渡米し、本場NYでファンキーの洗礼を受けた白木秀雄が同年の9月に録音したホレス・シルヴァーの楽曲を取り上げた名盤。
白木秀雄 ブレイズ ボッサ・ノバ HIDEO SHIRAKI plays Bossa Nova /白木秀雄 (1963年作品)
クラブジャズシーンからの評価も高い、中南米音楽をモチーフとする世界に挑んだ白木秀雄の異色作。
HACHIDAI NAKAMURA / 中村八大 (1959年作品)
1950年代から1960年代にかけて数々のヒット曲を生み出した作曲家/ジャズ・ピアニスト中村八大の貴重なジャズ・アルバム。
八木正生 “セロニアス・モンク”を弾く MASAO YAGI PLAYS THELONIOUS MONK / 八木正生 (1960年作品)
八木正生が全編セロニアス・モンクの曲を演奏した初のリーダー作品。
インガ/八木正生 inga / masao yagui (1979年作品)
ベテラン・ピアニスト八木正生が、1950年代末というフュージョン全盛時代に当時の新しい潮流を積極的に取り込み、ジャズの新時代を模索し吹き込んだ作品。
山女魚 YAMAME / 宮沢昭 AKIRA MIYAZAWA (1962年作品)
日本ジャズ史における最高のテナー・サックス奏者・宮沢昭初のリーダー作にしてモダン・ジャズの歴史的名盤。
ラウンド・ミッドナイト~アメイジング・ジャズ・バラッド Round Midnight Amazing Jazz Ballad / 宮沢 昭 AKIRA MIYAZAWA (1985年)
日本を代表するジャズ・サックス奏者の一人、宮沢昭が85年に発表したスタンダード・ナンバーのみで構成された作品。
原爆小景《林光合唱作品》/ VARIOUS ARTISTS (1961年作品)
初デジタル音源化
バックの演奏を日本の代表的ジャズ・ミュージシャンが手掛けている、原爆を題材にした合唱作品集。
リーダース・アイディア スイングジャーナル主催
SWING JOURNAL PRESENTS READER’S IDEA 〈FAR EAST COAST JAZZ〉 / VARIOUS ARTISTS (1961年作品)
初デジタル音源化
スイングジャーナル誌とキングレコードの提携により、同誌での読者による人気投票で選ばれた、白木秀雄、渡辺貞夫をはじめとしたミュージシャン、曲目、アートワークで制作された作品。
モダン・パンチ -MODERN PUNCH FOR YOU / VARIOUS ARTISTS(1961年作品)
雑誌 『 平凡パンチ 』 企画、モダン・ジャズ・コンボの精鋭たちが集まった和ジャズ・オムニバス作品集。
“モダンアメリアッチ” フォー・ユー MODERN AMERIACHI for you / VARIOUS ARTISTS (1961年作品)
当時の日本のポピュラーソングを題材に、A面は白木秀雄オールスターズ、B面は猪俣猛とウエストライナーズが演奏した伝説的なアルバム。若かりし頃の日野皓正、伏見哲夫の2大トランぺッターも参加。
ラテンバロックコレクション LATIN BAROCK COLLECTION / VARIOUS ARTISTS (1961年作品)
渡辺貞夫、宮沢昭など豪華メンバーが集結し、ジャズ、ラテン、そして古典派バロッククラシックを結びつけた問題作。
ジャズ・インター・セッション JAZZ INTER-SESSION / VARIOUS ARTISTS (1961年作品)
日本ジャズ界の強者たちにチャーリー・マリアーノが参戦した高濃度のジャズ・インタープレイ・セッション作品。
琴、尺八、ビッグ・バンドによるスタンダード ボッサ
ORIENTAL BOSSA SOUNDS A UNION OF KOTO, SHAKUHACHI AND BIG BAND / 山本邦山、横山勝也、沢井忠夫、宮間利之とニューハード・オーケストラ
HOZAN YAMAMOTO / KATSUYA YOKOYAMA-shakuhachi, TADAO SAWAI-koto, T.MIYAMA & HIS NEW HERD ORCHESTRA (1961年作品)
純邦楽とジャズを結びつけた第一人者である尺八奏者の山本邦山ほかが参加し、ジャズとボサノヴァに日本の古典音楽が融合した、実験的ながらポップな異色のジャズ作品。
夢幻界〜銀界 II / 山本邦山&ゲイリー・ピーコック(1996年作品)
尺八奏者、山本邦山とベース奏者、Gary Peacockによる名盤『銀界』から25年後にリリースされた第二弾作品。
マメールロア Ma mère l’oye / VARIOUS ARTISTS (1968年作品)
初デジタル音源化
ショパン、ラヴェルなどのクラシック/現代音楽曲を高柳昌行、富樫雅彦など錚々たる顔ぶれがジャズアレンジで演奏した作品。
ジャスト・フレンズJUST FRIENDS~KIMIKO KASAI CONCERT / 笠井紀美子 KIMIKO KASAI (1970年作品)
1970~80年代に一世を風靡したシンガー、笠井紀美子の記念すべきソロ・デビュー作品。バックの演奏は大野雄二トリオ。
ディス・イズ・タイム 5 THIS IS TIME5 / タイム5 TIME5 (1970年作品)
日本が誇る男性コーラス・グループ、タイム5の記念すべきデビュー作品。
“雨のささやき”ジャスト・フィット・フィーリング! (+2) rain – Just Fit Feelings! (+2) / タイム5 TIME5
(1971年作品)
初デジタル音源化(Tr15,16)
男性コーラス・グループ、タイム5のセカンド・アルバムにして和ソフトロックなテイストが漂う名盤。シングルオンリーの2曲を追加収録。
フルート・アドヴェンチュアー 太陽はまだ暑く燃えていた…
FLUTE ADVENTURE LE SOLEIL ÉTAIT ENCORE CHAUD/ 横田年昭とビート・ジェネレーション
TOSHIAKI YOKOTA AND THE BEAT GENERATION (1970年作品)
フルート奏者、横田年昭の代表的リーダー作にして和ジャズ音楽史をも代表する世界的な影響力を誇る名盤。混沌とアドヴェンチャーに満ちた世界観を見事に創出している。
イノセント・カノン innocent canon / 猪俣 猛とサウンド・リミテッド (1971年作品)
猪俣猛の数あるリーダー作の中でも突出した異色作にして世界的影響力を誇る名盤。これぞ比類なき究極のアンダーグラウンド・ジャズ・ロック名盤。
イン・トーキョー&シングス・フォーク IN TOKYO&SINGS FOLK/ ヘレン・メリル HELEN MERRIL (1963年/1966年作品)
猪俣猛とウェスト・ライナーズがサポートしたヘレン・メリルの記念すべき初日本録音盤「イン・トーキョー」とその後にリリースした「シングス・フォーク」をパッキングした作品集。「イン・トーキョー」では猪俣猛とウェスト・ライナーズがバックの演奏を担当。
東宝映画「爆走」のテーマ ドライビング・ボサノバDRIVING BOSSA NOVA / 浜口庫之助、伊集加代子、沢田駿吾クインテット+2 (1967年作品)
初デジタル音源化
東宝映画『インディーレース、爆走』のサントラ盤にして、浜口庫之助と伊集加代子の小気味良いスキャット、沢田駿吾、宮沢昭ほかの演奏が絡みあう4曲収録の作品集。
俺だって歌いたい(+2) MR. HITMAKER’S SINGIN! / 浜口庫之助 (1967年作品)
初デジタル音源化(Tr13,14)
タイトルどおり、昭和歌謡史を代表する作曲家ハマクラがヴォーカルに挑戦した全編小粋なボッサ・フィーリングが漂う、自身の面目躍如的作品。シングルオンリーの2曲を追加収録。
※クレジット表記は発売当時のもの
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。