北日本の季節を描いたアンビエントサウンドスケープから、第4章『十和田湖 秋』配信
音楽制作会社Syn(シン)と、作曲家であり同社クリエイティブディレクターのニック・ウッドさんによる、北日本の季節を描いた長編アンビエントサウンドスケープ「十和田湖シリーズ」の第4章『十和田湖 秋』が、11月9日(土)にリリースされた。
北日本の季節を描いたトリビュートシリーズ
今年リリースされた『十和田湖 春』、
『十和田湖 梅雨』、
『十和田湖 夏』に続く最新作『十和田湖 秋』は、ニック・ウッドさんとSynによる、北日本の季節を描いたトリビュートシリーズ。
この長編アンビエントサウンドスケープは、本州北部の静かな畔で見られる季節の変化を記録し、自然環境のサウンドと共にゲストミュージシャンやボーカリストの演奏も収録されている。
日本に36年以上住んでいるというニック・ウッドさんと彼のチームは、十和田湖畔にあるスタジオから秋の豊かさに敬意を表して、『十和田湖 秋』の制作に取り組んだいう。
Dolby Atmosミックスされた立体的なサウンド
ニック・ウッドさんと彼のチームは、十和田湖の四季折々の自然美を捉えるために、2年間に渡って屋外録音を実施。植物の微小な電気信号をMIDI(ミディ・楽器用デジタルインターフェース)に変換するデバイス「PlantWave」を用いて、植物のエネルギーを曲に取り入れるなど、最先端の技術を使用してメディテーショナルな体験ができるサウンドの制作が行われた。
秋は、日本では収穫と内省の季節。秋分の日に照らされる満月、鈴虫の合唱、風に舞う枯れ葉、十和田湖に生息する希少な淡水魚の姫鱒などが象徴的な秋の十和田湖には、毎年世界中から多くの人が訪れる。最終的に、Dolby Atmosミックスされた『十和田湖 秋』は、立体的なサウンドに仕上げられた。
クリエイティブなコラボレーターたちも参加
さらに、『十和田湖 秋』は、日本で継承されてきた音楽とこの季節の深い結びつきを称える作品でもある。クリエイティブなコラボレーターたちが、この自然のサウンドを感情豊かな作品へと導く。
秋の満月を映し出すように存在感を放つ、京都「両足院」の副住職・伊藤東凌さんによるお経にも耳を傾けてみて。
また、Synとの長年のコラボレーターである上野洋子さんの特徴的な息づかいのボーカルによる重層的なハーモニーは、感動を呼び起こすだろう。
そして、ゲストアーティストに『十和田湖 梅雨』にも参加したギターリストのショーン・ハリーさんや、
『十和田湖 夏』に参加したソフトフェルト・ピアニストのアレクサンドル・モトヴィロフさんを再び迎えると共に、
喜羽美帆さんの箏や、
東田はる奈さんの笙という雅楽の管楽器の音色が、同作品に日本らしさを醸し出している。
東京を拠点に、世界の音を奏でる
『十和田湖 秋』を制作したSynは、1991年にサイモン・ル・ボンさん、ヤスミン・ル・ボンさん、ニック・ウッドさんによって設立された、グローバルに活躍する音楽制作会社。ニック・ウッドさんは34年に渡り、東京を拠点に“世界の音を奏でるために”をテーマに活動している。
Synは、世界各国の才能に溢れたアーティスト、ミュージシャン、エンジニア、サウンドデザイナー、プロデューサーたちと関係を築き、音楽とサウンドへの情熱を共有。東京、ロサンゼルス、北京、上海、ロンドン、マニラにあるSynのスタジオでは、世界中の著名なブランドのニーズに応えながら革新的なクリエイティブを提供し、同社にしかできないユニークなソリューションを生み出している。
エミー賞、クリオ賞、プロマックス賞、カンヌライオンズなど、数々のアワードでの受賞を経て、Synは国境を越え、グローバルおよびローカルな音楽カルチャーを活かし、世界の音を奏でるためにプロジェクトに取り組んでいるという。
主要音楽プラットフォームにて、全世界配信中
『十和田湖 秋』は、アラン・モーツリーさんとの共同制作とミックス、赤工隆さんによるレコーディング、そしてロサンゼルスのデビッド・レヴィンさんによってDolby Atmosミックスが行われた。同作は、11月9日(土)にSpotify、Apple Musicをはじめとする主要音楽プラットフォームにて、全世界配信中。
この機会に、「十和田湖シリーズ」の第4章『十和田湖 秋』を聴いてみては。
『十和田湖 秋』視聴:https://orcd.co/towadakoautumn
Syn公式サイト:https://www.syn.world
(佐藤ゆり)
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