ブラムハウス作品の肝は“家族ドラマ”だった 『ゴジラ-1.0』からインスピレーションも!
『M3GAN/ミーガン』『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』など、ホラー映画を中心に次々と斬新な作品を生み出している、敏腕
プロデューサーのジェイソン・ブラム率いるブラムハウス・プロダクションズと、『ソウ』『ハンガー・ゲーム』シリーズなどを手掛けるライオンズゲートがタッグを組んだ映画『イマジナリー』。可愛らしいテディベアと友情をはぐくむ少女と家族の周囲で巻き起こる、不可解な現象と想像を絶する恐怖を描き全米を震撼させた話題作が、11月8日(金)より日本公開されます。
本作は可愛らしいテディベアによって引き起こされる恐怖と、そこに秘められた衝撃の真実を描いたホラー映画ですが、主人公ジェシカとその家族の少しワケありな家族関係が物語の鍵を握る作品でもあります。
そんな本作をはじめ、数々のホラー作品を手掛けてきたプロデューサーのジェイソン・ブラムは、大半のブラムハウス作品について「核となる部分は家族のドラマ」であると説明します。一家惨殺事件の現場となった家に引っ越してきたノンフィクション作家とその家族が、謎めいた8mm フィルムを見てしまったことで恐ろしい出来事が起き始める『フッテージ』(13)や、少女を守るように指示をしたAI人形“ミーガン”が過剰な行動でやがて惨劇を引き起こし、家族を巻き込んでいく様を描いた『M3GAN/ミーガン』(23)など、過去作の例を挙げます。
ブラムは続けて、「僕はこれらの作品を、独立した家族ドラマの映画であると常々思っている。でも、それらは怖い出来事が起こるジャンル映画の枠の中に閉じ込められているんだ。他の作品でも、物語の中心となる家族が外部の力によって脅かされる。本作ではそれがクマだよ」と、描く物語の核は家族の物語であると明かしています。
さらに、インスピレーションを受けた日本映画について山崎貴監督の『ゴジラ-1.0』(23)だと答えるブラムは、その理由について、「一風変わった家族が登場して、その家族の絆が描かれていることだ。それはとても素晴らしい」と賞賛を送り、続けて「普通ではない家族の関係と絆が、外部からの力によって脅かされるという点だよ。ゴジラはチョンシーより少し怖いから…必ずしもそうではないね(笑)」とゴジラへのリスペクトも込めて語ってくれた。
可愛いテディベアによって起こる不可解な現象とともに、家族のトラウマを描き出した映画『イマジナリー』。未知なる脅威によって変化する、家族の絆にもぜひご注目を!
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