【埼玉県さいたま市】僧侶による読経で、捨てるに忍びない人形の冥福を祈り供養する「人形供養祭」開催


捨てられない人形などを供養する「人形供養祭」が、11月3日(日・祝)、さいたま市岩槻区の岩槻城址公園人形塚および黒門周辺で行われる。

今年で60年目になる伝統行事


岩槻人形協同組合 人形供養祭実行委員会が主催する「人形供養祭」は、古くなって飾らなくなったり、壊れてしまったりした「捨てるに忍びない」人形を、僧侶の読経の下、参加者が焼香し、冥福を祈り供養するイベント。


大導師による人形供養文が読み上げられた後、一般焼香が始まる。

「人形のまち岩槻」で毎年11月3日(祝)に行われ、今年で60年目になる伝統行事だ。

当日の持ち込みのほか、事前受付も実施


供養できるものは、道具類を含むひな人形、よろい・かぶとを含む五月人形などの日本人形。こいのぼり、羽子板、破魔矢、こけし、西洋人形、ぬいぐるみも供養可能だ。ガラスケース、陶器製の人形、だるまなどは受付不可となっている。

受付時間は10:00~14:00。供養式典は11:00~12:00。事前受付は不要で、供養料は1軒あたり3,000円~だ。当日の持ち込みのほか、年間を通して事前の受付も行っている。

「人形供養祭」当日は臨時の駐車場を用意。岩槻城址公園の人形塚を目指して向かおう。会場の周辺では、目印としてのぼり旗が立てられている。警備員の誘導に従って臨時駐車場に進もう。なお、バスの運行はない。

また、雨天の場合でも決行となる。「人形供養祭」の詳しい情報は、下記の詳細ページから確認してみて。

人形供養祭実行委員長のコメント

人形供養祭実行委員長の中島勇治さんは「コロナ禍で無観客の人形供養祭を2年間実施しましたが、一昨年からお客さまにお持ち込みいただける従来の形式に戻しました。お客さまの中には、人形を飾った時のお子さまの成長した話などをして親子で参列する人もいます。思い出のたくさんある大事にしてきた人形があれば心を込めて供養させていただきますので、是非お持ちいただけたら」と呼び掛けている。

捨てるに忍びない人形が手元にある人は、「人形供養祭」への参加を検討してみては。

■人形のまち岩槻 人形供養祭
場所:岩槻城址公園 人形塚前
住所:埼玉県さいたま市岩槻区太田3丁目4番
日程:11月3日(祝) ※雨天決行
時間:受付10:00~14:00/式典11:00~12:00
詳細:https://doll.or.jp/info/i20240910

岩槻人形協同組合 公式HP:https://doll.or.jp

(ソルトピーチ)

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