【沖縄県名護市】元祖ソーキそば「我部祖河食堂本店」店主夫妻が“働く夫婦世界最高齢”としてギネス認定

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【沖縄県名護市】元祖ソーキそば「我部祖河食堂本店」店主夫妻が“働く夫婦世界最高齢”としてギネス認定


沖縄県名護市にある元祖ソーキそばの店「我部祖河食堂本店」と、「我部祖河食堂」のチェーン運営を担うまあさんどは、「働く夫婦世界最高齢/The oldest working married couple」としてギネスブック世界記録認定証を受け取った。

精肉店で余ったソーキを活用

「我部祖河食堂本店」の店主・金城源治さんと文子さん夫妻は、名護市我部祖河において精肉・鮮魚店を営んでいた。当時、精肉店で余ったソーキ(沖縄方言:豚のアバラ骨肉)をどうにかできないかと給食食材を卸していた名護市立稲田小学校の校長先生と雑談していたところ、「沖縄そばの上にソーキをのせたらおいしそうだ」という話に。その日のうちに試食し、試行錯誤を重ね、「ソーキそば」としてふるまったところ評判を呼び、精肉店の側で「ソーキそば」を売り始めたのがルーツだ。


その後しばらくして「我部祖河食堂」を創業。本土復帰や沖縄海洋博による第一次沖縄観光ブーム、NHKドラマ『ちゅらさん』ムーブメントなど、様々な時代のなかで沖縄そば=ソーキそばが代名詞となった。「ソーキそば」は、現在に至る多様な沖縄そばトッピングの先駆けとなった商品開発として、「我部祖河食堂」のアイデンティともいえるメニューの一つだ。

元祖ソーキそばを礎に地域と共に成長

「我部祖河食堂」を運営するまあさんどは、名護本店をはじめとして、現在沖縄県内に、名護店、コザ店、泡瀬店、中城店、げんじやー店、前島58号店、首里店、久茂地店の計9店舗を展開している。


「我部祖河食堂」は、創業から58年の間、幾度となく時代の荒波に揉まれてきたが、元祖ソーキそばを礎に名護市「我部祖河」を店名にすることで、地域に愛され、地域と共に成長してきた。今では、従業員数も80名を超える運営体制となり、沖縄の食文化を伝える地域に根差した企業として、毎日従業員が力を合わせて飲食の提供を行っているという。

働く夫婦世界最高齢のギネス世界記録認定


創業当初とは状況も変わったが、金城源治さん(95歳)と文子さん(97歳)は、2人合わせて192歳ながら、現在も変わらず「我部祖河食堂本店」の店主として厨房や店頭で元気に働く姿を見せている。

まあさんどは、二人が夫婦仲睦まじく、二人三脚で歩んできた足跡をたたえることができないかという思いから、ギネス世界記録への登録申請を思い立ち、3年前に申請。そして今年6月に登録申請が承認され、9月にギネス世界記録証が届いた。

“働く夫婦世界最高齢”の記録は、毎日更新中だ。


10月17日は沖縄そばの日。「我部祖河食堂本店」の金城夫婦は、沖縄そばにソーキを載せるというシンプルなアイディアが沖縄そばの代名詞になるほど「ソーキそば」として広がっていったことに誇りをもって今でも出勤しているそう。最近では老舗の大衆食堂が店じまいすることも増えているというが、沖縄の大衆食堂文化をつなぐ使命感を胸に、同社従業員も店主夫婦に負けない元気で事業を盛り上げていきたいとしている。

名護市の「我部祖河食堂本店」を訪れて、ギネスブック世界記録認定証を受けた「働く夫婦世界最高齢」の金城夫妻が手がける元祖ソーキそばを味わってみては。

我部祖河食堂HP:https://www.gabusokasoba.com

■我部祖河食堂名護本店
住所:沖縄県名護市我部祖河177

(山本えり)

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