ビヨンセ、母ティナ・ノウルズのスピーチを聞きながら涙

ビヨンセ、母ティナ・ノウルズのスピーチを聞きながら涙

 現地時間2024年10月8日に米ニューヨークで開催された、米グラマーの【ウーマン・オブ・ザ・イヤー】セレモニーで、今年の受賞者の一人、ティナ・ノウルズが壇上でスピーチを行い、客席にいた娘のビヨンセが涙する瞬間がみられた。

 ビリー・アイリッシュの母マギー・ベアード、セレーナ・ゴメスの母マンディ・ティフィー、そしてNFL選手のトラヴィス・ケルシーの母ドナ・ケルシーと共に今年の受賞者となったティナは、ビリー、アナ・ウィンター、ケリー・ローランド、デミ・ロヴァートなど、多くの有名人たちが見守る中、時に声を詰まらせながらビヨンセとソランジュの母としての子育てについて心のこもった言葉を述べた。

 元美容師で、現在は実業家である彼女は、「私の人生において、娘たちは何よりも素晴らしい喜びをもたらしてくれました。私の人生で最も辛い時にはそばにいてくれましたし、最も幸せな時には応援してくれました。おかげでどんなことでも乗り越えられる気がしました」と語ると、ビヨンセが母を励ますように微笑み、涙をこらえ、時に拭いながら瞬きをした。

 そしてティナは、「私はよく聞かれるんです。“娘さんたちと過ごしてきて、最も誇らしく思った瞬間はいつですか?”と。私の答えはいつも同じです。私が最も誇らしく思うのは、彼女たちという人間のあるがままの姿です」と続けた。

 この数日前に公開された同誌のカバー・ストーリーで、他の3名と共に子育てを振り返ったティナは、ビヨンセとソランジュ、そして名誉的な娘であるケリー・ローランドに対する誇らしい気持ちや、娘たちが10代で有名になったにもかかわらず、高慢にならないよう気をつけていたことについて述べていた。

 「“ちょっと、彼女たちは自分のスーツケースは自分で持てますから”と私がなった瞬間はありましたね」とティナは振り返り、「“人の目を見て話しなさい、挨拶しなさい。高慢になってはいけない。それはここでは通用しない”と。子どもたちにはそういうことを教えなければなりません。なぜなら、誰もがあの子たちのために何でもしてあげようとし、時にはゴマをすろうとまでしますから、私は、“ノー、ノー、ノー、あなたは体が不自由なわけじゃないでしょ”と(言い聞かせていた)」と話していた。

 この【ウーマン・オブ・ザ・イヤー】イベントでビヨンセは、母親やケリーと写真撮影に応じたり、オリンピック金メダリストの米体操選手スニ・リーと歓談したりした。ある動画では、ビヨンセがスニをハグすると彼女が、「信じられない、ありがとう!」と驚きの声を上げている。

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