大いなるフィナーレには大いなる“エモ”が伴う…。 誰もが知る大人気映画シリーズたちの最終章を大特集!

ジャーナリストのエディ・ブロックに地球外生命体シンビオートが寄生し誕生したヴェノム。強靭で真っ黒な肉体と鋭い牙、長く伸びる真っ赤な舌で人を喰らう<最も残虐な悪>であり、マーベルコミックではスパイダーマン最大の宿敵となるダークヒーロー。2018年に公開されたシリーズ1作目『ヴェノム』では、そのグロテスクな風貌が強烈なインパクトを与えた一方で、1つの身体に2つの人格、エディとヴェノムの奇妙な共存関係のユニークさと、狂暴でありながら愛くるしい一面を見せる特異なキャラクターが世界中の人々を虜にました。2021年に公開された続編『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』では、大殺戮を招く最凶ヴィランのカーネイジとの激しい死闘の中で、エディとヴェノムは一心同体となり共闘、深い信頼関係で結ばれた最強最高のバディとして世界の危機を救っています。

全世界大ヒットシリーズ待望の第3弾で最終章となる『ヴェノム:ザ・ラストダンス』は、10月25日(金)、26日(土)、27日(日)に先行上映、11月1日(金)に全国公開される!前2作を凌駕するスケールの大きさと、エモーショナルなラストが待ち受けているであろう本作の公開を記念し、エモく壮大なフィナーレを迎えた大人気映画シリーズを振り返り!

◆『ハリー・ポッターと死の秘宝』(2010・2011)
魔法の世界を描く世界的ベストセラーシリーズの映画化作品最終章。闇の魔法使い・ヴォルデモート(レイフ・ファインズ)の復活により魔法省やホグワーツ魔法魔術学校までもが死喰い人たちの魔の手に染まっていくなか、ハリー(ダニエル・ラドクリフ)、ロン(ルパート・グリント)、ハーマイオニー(エマ・ワトソン)はヴォルデモート打倒のカギとなる「分霊箱」を探しだし破壊すべく旅に出るのだが… 。
劇場版としては初めて原作者のJ・K・ローリングが製作として直接映画に携わっていることでも話題となった本作は、2部作で展開され、PART1は2010年、PART2は2011年に公開。1作目『ハリー・ポッターと賢者の石』(01)から10年もの歳月をかけて描かれてきたハリーと宿敵・ヴォルデモートの決着の行方と、ともに成長してきたホグワーツの仲間たちと迎える感動のフィナーレに注目が集まった。本シリーズ終了後もホグワーツの校長・ダンブルドアの若き日の活躍を描いた映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズの公開や、舞台化、スタジオツアーの実施など、世代を超えて愛されるコンテンツとなっている。

◆『ダークナイト ライジング』(2012)
名匠クリストファー・ノーラン監督が、DCコミックの人気ヒーロー・バットマンをクリスチャン・ベール主演で映画化した『バットマン ビギンズ』(05)、『ダークナイト』(08)に続く「ダークナイト・トリロジー」3部作の完結編。警察の権限が強化されたことにより組織犯罪が一掃され、平和な街へと生まれ変わったゴッサムシティに、ある日、核爆弾で街を破壊することを計画する凶悪な覆面テロリストのベイン(トム・ハーディ)が現れ人々を恐怖の底に陥れる。ブルース・ウェイン(クリスチャン・ベール)は、自身の正体を知るベインと闘うべく、再びバットマンとなって戦いに身を投じることを決意していく。
ブルースの執事・アルフレッド役のマイケル・ケイン、ゴッサム市警察のゴードン役のゲイリー・オールドマン、バットマンをテクノロジーの側面で支えるルーシャス・フォックス役のモーガン・フリーマンらシリーズお馴染みのベテラン俳優陣に加え、新たにキャットウーマン役のアン・ハサウェイ、若手警察官ジョン・ブレイク役のジョセフ・ゴードン=レビットが参加。さらに『ヴェノム』シリーズで主人公・エディを演じているトム・ハーディが、シリーズの完結となる本作のヴィラン、ベイン役を華々しく演じ、バットマンにも負けず劣らずの絶大なインパクトを残している。

◆『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)
マーベルコミックを原作としたスーパーヒーローたちが活躍する映画シリーズ、マーベル・シネマティック・ユニバース(通称:MCU)。その中でもストーリーを語るうえで中枢をなすポジションであり、ヒーローたちが一堂に会すことが話題を呼び、大きなムーブメントを起こしたメガヒット作「アベンジャーズ」シリーズの第4作。前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(18)で、インフィニティ・ストーンを手に入れた宇宙最強の敵サノス(ジョシュ・ブローリン)の手によって、ヒーローたちを含めた全宇宙の生命の半分を一瞬で抹消されてしまうという大敗を喫したアベンジャーズ。消えた仲間たちの想いを背負ったアイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)、キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)、ハルク(マーク・ラファロ)、ソー(クリス・ヘムズワース)ら残されたメンバーたちはサノスを倒し、世界や仲間を救うべく、再び史上最大の戦いに挑んでいく。
本作は公開されると、『アバター』(09)が記録していた世界興行収入のトップを抜き、当時の史上最高記録を塗り替えるなど映画業界を席巻した。MCUは数作品ごとに“フェーズ”という言葉でまとめられており、『アベンジャーズ/エンドゲーム』は“フェーズ3”の締めくくり作品であるのだが、現在は“フェーズ5”が進行中だ。なお、今後もアベンジャーズの名を冠した映画は、『AVENGERS: THE KANG DYNASTY(原題)』と『AVENGERS: SECRET WARS(原題)』の2作の公開が控えており、スーパーヒーローたちの更なる活躍に期待が高まるばかりだ。

◆『ヴェノム:ザ・ラストダンス』(2024年10月25日~27日先行上映/11月1日公開)
ジャーナリストのエディ・ブロック(トム・ハーディ)と、彼に地球外生命体<シンビオート>が寄生し誕生したヴェノム。1つの体を共有しながら、世界の危機を救ってきた2人の活躍を描く映画『ヴェノム』シリーズの3作目にして最終章となる『ヴェノム:ザ・ラストダンス』がいよいよ公開となる。未だ謎に包まれている部分が多い本作だが、先日全世界で解禁された予告映像では、ヴェノムの故郷のシンビオートたちの存在や、彼らの<創造主>であり最大の敵となり得る“ヌル”の姿も収められており、シリーズ完結にしてこれまでベールに包まれていたヴェノムの秘密も明かされる。また、どうやらエディとヴェノムが一緒にいることで世界は危険にさらされているようでその真相も気になるところ。さらに、ヴェノムの口から「エディ…最後まで一緒だ」と、もの悲し気なセリフが発せれているシーンが見受けられるが、最強で最高のバディ、エディとヴェノムの2人に待ち受けるエモく壮絶なフィナーレとは一体――?!是非、本作のラストを劇場の大きなスクリーンでお確かめいただきたい。

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藤本エリ

映画・アニメ・美容が好きなライターです。

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