秋葉原の路上に生えていたキノコを採取して食べようとした結果→ 衝撃の結末

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秋葉原にキノコが生えている! そんなインターネット上の情報を得て、実際に秋葉原にキノコ狩りに行ったところ、あった。確かに生えていた! キノコが! 大都会のど真ん中に!

秋葉原に生えたキノコを採りに行く

秋葉原に生えたキノコ、採取したい。検証したい。でもちょっと待て。歩道に生えてるキノコを勝手に採取して良いものか? よく調べてみたところ、キノコが生えている歩道は住友不動産のビルの敷地内と判明。住友不動産に連絡をしたところ、採取の許可をもらえた。ありがたき幸せ。身に余る光栄。

なんか簡単に地面からとれた

採取前にキノコを観察。なんかシメジみたいでウマそうだ。こういう大きめのシメジありそう! 虫がついていないか、犬のおしっこ臭くないか確認しつつ、キノコを採取。

なんか簡単に地面からとれた。ホロホロと崩れる感じ。もろそう。

【注意】だがしかし

袋に入れて持ち帰り、「すぐには腐らないだろう」と思い、とりあえず検証のためこのキノコについて調べることにした。だがしかし……。

【注意】素人が自分の判断で野生のキノコを調理してはならない!

だがしかし! これだけは絶対に守らなくてはならない。素人が自分の判断で野生のキノコを調理してはならないし、食べてもいけない。たとえそれがシメジや舞茸や椎茸などに似ていたとしても、毒キノコの可能性アリ。絶対に知識なしに食べてはならない。っていうか本来は路上に生えてるキノコは採取すべきではない。

なので、専門家に問い合わせて、しっかり画像を見てもらおうと考えていた。なんなら実物を見てもらおうとも思った。それで「食べられる!!」とお墨付きをもらったら食べる流れである。

<こんな感じ>

秋葉原でキノコ採取

とりあえずキノコ本で「秋葉原のキノコ」の正体を探る

専門家に見てもらう

専門家が「食べられる」と判断したら食べる

ヒトヨタケっぽいんだが!? 食べちゃあいけない!!

ということで採取した翌日、まずは『見分け方がよくわかる! おいしいきのこ 毒きのこ』(著: 大作晃一先生 / 吹春俊光先生)というキノコの本を購入。秋葉原で見つけたキノコと同じキノコがないか読み進めてみると……。ぎょええーーっっ!! あった。載ってる!!

ヒトヨタケっぽい。つまり毒キノコ。マジかー……。まあ、アレだ。これは絶対に食べてはいけない。ヒトヨタケじゃなかったとしても、似てるし、食べちゃあいけない。ダメ絶対。

インクみたいに真っ黒の液体が!!

「毒かよ……」「どうしようコレ」と思いつつ、採取したキノコを入れていた袋を見てみると……。ぎょええーーっっ!! なんかキノコが消えてるんだけど! そしてインクみたいに真っ黒の液体が!! そしてなにより……。

くっせえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええぇえええええええええええええええええええええええええええええええおえええええええええええっっっっっっっっっっっぐぇああああ! くっせぇ! く、くさすぎるぅうう!

お気に入りのバックが……。

溶けてインクのようになるらしい

ヒトヨタケの特徴として、溶けてインクのようになることがあるらしく、まさしく同じ現象が発生。ということで、結果、秋葉原のキノコは採取した翌日に溶けてなくなった。

素人な時点で秋葉原で採取したキノコを食べることは絶対NGでは

そもそもだが、たとえ目の前のキノコが本に載っていたからといって、「食べられるキノコ」「毒キノコ」の判断を素人がして良いものか? 素人な時点で、本を読んだとしても、秋葉原で採取したキノコを食べることは絶対NGなのではないか。毒だったらアウトなのだから。

これを機に、キノコについて知識を深めようと思い『野草・山菜きのこ図鑑』(著: 茸本朗先生 / HS先生)も買ったのであった。宣伝ではない。マジで良い本。

この件について協力・アドバイスをくださった、B級フード研究家の野島慎一郎さんと、野食ハンター茸本朗さんに感謝したい。

……さて、スーパーで椎茸買って、家に帰って、焼いて、塩かけて食べようかな。

<あたりまえだが素人は>

路上のキノコを食べてはいけない
毒かどうか判断できないキノコは食べてはいけない
そもそも素人は「判断」してはいけない
うまそうでも毒キノコだったりする
食べられるキノコでも犬のおしっこがかかってるかもしれない
スーパーや八百屋などで買ったキノコを食べるべき

(執筆者: クドウ秘境メシ)

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