メルカリが「ソーシャルメディア上での誹謗中傷その他ハラスメント等に関して」と題した文を公開

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フリマアプリとして知られている『メルカリ』が、公式サイトにて「ソーシャルメディア上での誹謗中傷その他ハラスメント等に関して」と題した文を公開し、話題となっている。

メルカリが問題視している出来事とは

メルカリは公式Xでも「従業員、役員または関係者に対してハラスメントに該当し得る誹謗中傷や事実と異なる情報の拡散、執拗な質問が繰り返されております」とツイートしており、その件を問題視していることを伝えている。

<メルカリ公式のXツイート>

「最近、ソーシャルメディア上で当社の従業員、役員または関係者に対してハラスメントに該当し得る誹謗中傷や事実と異なる情報の拡散、執拗な質問が繰り返されております。そのような行為について当社としての考え方をお知らせします」

<メルカリ公式サイトの掲載文>

ソーシャルメディア上での誹謗中傷その他ハラスメント等に関して

最近、ソーシャルメディア上で当社の従業員、役員または関係者に対してハラスメントに該当し得る誹謗中傷や事実と異なる情報の拡散、執拗な質問が繰り返されております。そのような行為について当社としての考え方をお知らせします。

(1)従業員・役員・関係者に対するハラスメントに対して
当社は、当社で働くすべての人々の人権を尊重することを約束しており、あらゆるハラスメントと差別を許容しておりません。また、従業員・役員・関係者の安全と健康が確保されること等によって、可能性を発揮できる環境を実現できると考えています。

これらはお客さまや株主さまとの関係でも同様です。最近、当社の従業員・役員・関係者に対し、「バカ」「クソ」「無能」「辞めろ」等のその者の能力・人格を貶める侮辱的、攻撃的その他ハラスメントと受け取れる表現や、事実とは異なる誤情報の拡散等を行うソーシャルメディア上の執拗な発信を確認しております。こうした社外のステークホルダーによる従業員等に対する攻撃的言動は、例えば厚生労働省の「カスタマーハラスメント対策企業マニュアル」において「要求を実現するための手段・態様が社会通念上不相当な言動」として言及されており、ハラスメントに該当し得るものであると考えています。このような行為に対しては、今後、当社として従業員等を守る責務を果たすため、発信者情報開示請求や訴訟等の法的措置を含め、毅然とした対応を取ってまいります。

このような考え方は「カスタマーハラスメントに関する当社の考え方」として公開しております。

(2)ソーシャルメディア上での質問について
当社は、「コーポレートガバナンス・ガイドライン」「IRポリシー」等に基づき、適時かつ公正な情報開⽰を⾏い、株主・投資家の皆さまと建設的な対話を⾏うことで中⻑期的な企業価値の向上に努める方針を掲げております。また、当社は、株主・投資家の皆さまから様々なチャネルで発信されるご意見に対して、真摯に向き合っております。

一方で、株主・投資家の皆さまからソーシャルメディア上に投稿されるご質問については、フェア・ディスクロージャー・ルールをはじめ、正確、公平かつ適時の情報開示を行う観点からソーシャルメディア上で当社から回答することは適切ではないと考えております。

ご質問がある株主・投資家の皆さまは、当社から開示している情報をご覧いただいた上で、当社が設置しているIRお問い合わせフォームから直接会社までお問い合わせください。回答については、上記のフェア・ディスクロージャー等の観点から、情報開示の要否、タイミング、方法を検討した上で、然るべき形で対応させていただきます。

ご理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。

けんすうさん「これはなくなってほしい現象の一つ」

この件に関して、実業家であり、インターネット有名人でもある「けんすう」さんも言及。「仕事として前に出ている人にひどい言葉を投げかけられがちなんですけど、これはなくなってほしい現象の一つ」と自身の公式Xでツイートしている。

<けんすうさんのXツイート>

「SNS時代になると、従業員の人たちもSNSに露出しないといけないことが増えてきているんですが、多くの従業員の方々はひたむきに仕事をしているだけなのに、矢面にたってしまったり、攻撃対象になってしまうケースも増えてきてしまっています。攻撃側は基本的に「弱いところ、ダメージを与えやすいところ」に集中するので、仕事として前に出ている人にひどい言葉を投げかけられがちなんですけど、これはなくなってほしい現象の一つですね。。」



※記事画像はメルカリ公式サイトのプレスキットより

(執筆者: クドウ秘境メシ)

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