少年時代はおそろしい。 フィリップ・リドリーが手掛けたカルト作『柔らかい殻』美しく不穏な予告編&場面写真[ホラー通信]
絵画や小説、舞台など多ジャンルで活躍するフィリップ・リドリーが手掛けたカルト作『柔らかい殻』(90)のデジタルリマスター版が10月4日より公開。予告編と場面写真が解禁された。
本作は、幼い少年の目を通して、痛みに満ちた大人たちの世界と恐ろしい出来事を幻想的なタッチで描いた一作。1950年代のアイダホ州、一面に小麦畑が広がる田舎町に育った8歳のセスは表面的には平和な生活を送っていたが、ある日友達が何者かに殺されたことをきっかけに、次から次へと恐ろしいことが起こり始める。主人公セスの兄をキャリア初期のヴィゴ・モーテンセンが演じている。
予告編はこちら。アンドリュー・ワイエスの絵画のような美しい田舎の景色とともに、鳥の鳴き真似をする黒装束の双子や、セスに「私は200歳よ」と告げる未亡人のドルフィンなど、不思議な登場人物たちがお目見え。セスが赤ん坊のミイラのようなものと寝転ぶ様子や、ガソリンをあびる男、燃え上がる家、セスに強い言葉で詰め寄る大人たちなど、どこか悪夢のようなシーンが続いていく。
『柔らかい殻』
10/4(金)よりシネマート新宿ほか全国順次ロードショー
場面写真
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。