“残酷なシーン”をカットすべきか否か? サイコスリラー『映画検閲』検閲シーンを切り取った本編映像[ホラー通信]
80年代ホラーへの愛を込めた狂気のサイコスリラー『映画検閲』が9月6日より公開。残酷な映画を検閲するシーンを切り取った本編映像が解禁された。
舞台は、暴力や性描写を売りにした過激な映画“ビデオ・ナスティ”が問題となっていた1980年代のイギリス。ホラー映画の事前検閲をしていた主人公が、映画の中に“失踪した妹”によく似た女性を見つけ、真相を追う内に現実と虚構の狭間に引きずり込まれていく。
解禁された本編映像は、“リトル・ミス・パーフェクト”と呼ばれるほど容赦ない審査を行う主人公イーニッドの仕事ぶりが垣間見られる検閲シーン。髪の長い女性が悲鳴を上げるホラー映画を厳しい眼差しで見つめていたイーニッドは、映像を巻き戻しながら細かく確認してメモを取り、文脈やリアルさを考慮して、カットすべきかそうでないか熟考する。「“18歳以上”だともっとカットしなきゃ」「正確な分析はありがたいが、虫の居所でも悪かったか?」――厳しすぎるイーニッドに辟易している同僚と議論を繰り広げ、最終的にイーニッドは「ミスは許されない、カットする」と強い眼差しで決断する。
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普段見る機会のない映画の検閲の様子を描いており、大変興味深いこのシーン。観る側としては「全部残して!」と言いたくなってしまうけど、検閲官も色々考えてるんですね。
『映画検閲』
9月6日 新宿シネマカリテほか全国公開
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