2024年上半期アナログ・レコード売上動向発表 2年ぶりに宇多田ヒカルが1位に【SoundScan Japan調べ】

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2024年上半期アナログ・レコード売上動向発表 2年ぶりに宇多田ヒカルが1位に【SoundScan Japan調べ】

 SoundScan Japanによる2024年上半期のアナログ・レコードの売上動向が、発表された。

 売上枚数はアナログ・シングルが約8.5万枚、アナログ・アルバムが約31.4万枚となり、合計売上枚数が約40万枚で前年比101%となった。また、売上金額はアナログ・シングルが約2億円、アナログ・アルバムが約17.3億円となり、合計売上金額が約19.3億円で前年比125%となっている。

 アーティスト別の売上金額では宇多田ヒカルが1位を獲得した。最新ベストアルバム『SCIENCE FICTION』が牽引していることに加えて、『First Love』の売上も大きく貢献している。なお、2022年上半期では宇多田ヒカル、2023年上半期では山下達郎が首位を獲得しており、2年ぶりの首位奪還となった。そして、2位にはアナログボックスセットの『ユーミン万歳!』をリリースした松任谷由実が登場。2ndアルバム『replica』をアナログ・レコードでもリリースしたVaundyが3位となった。

 作品別売上枚数を見ると、アナログ・シングルではYOASOBI『Biri-Biri』が首位を獲得。今回、完全生産限定盤のバイオレット盤とスカーレット盤の2形態がリリースされており、その合計枚数となっている。アナログ・アルバムでは、上述した宇多田ヒカル『SCIENCE FICTION』が1位だ。

 アナログ・アルバムの売上枚数は前年比92%と減少しているが、売上金額は121%と上昇。宇多田ヒカルや松任谷由実など、ベストアルバムをリリースするアーティストが上位にいたことも要因の一つだが、平均単価は前年の1.3倍に膨れ上がっている。また、リリースタイトルもアナログ・シングル、アルバム共に前年より増えており、安定して売れている現状だ。コロナ禍を経て盛り上がりを見せるアナログ・レコード市場(参考:https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/134559/2)、下半期の動向も注目したい。

◎シングル・セールスTOP5
1位『Biri-Biri』YOASOBI
2位『ルバート/ブレーメン』ヨルシカ
3位『WOKE UP』XG
4位『深愛』水樹奈々
5位『From THE FIRST TAKE』ano

◎アルバム・セールスTOP5
1位『SCIENCE FICTION』宇多田ヒカル
2位『ARTLESS』岩田剛典
3位『12 hugs (like butterflies)』羊文学
4位『結束バンド』結束バンド
5位『Still Still Stellar』星街すいせい

※SoundScan Japan調べ
(集計期間:2024年1月1日~2024年6月30日)

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