【兵庫県洲本市】マスキングテープで街をカラフルにリメイク「mt project×S BRICK in洲本」今年も開催
兵庫県洲本市の交流拠点「S BRICK」とマスキングテープを提案する「mt(カモ井加工紙)」がコラボレーションしたプロジェクト「mt project at 洲本×S BRICK」が、今年も洲本市内にて、8月23日(金)〜9月1日(日)の期間で様々な企画を実施する。
気軽に立ち寄り楽しめる「S BRICK」
淡路島・洲本市の玄関口である洲本バスセンターから見える、味わいのある赤レンガ造りの大きな建物。かつて紡績工場としてまちの発展を支え、その後美術館として文化を発信してきたが、2021年に「S BRICK」として交流拠点に生まれ変わった。
洲本のゆたかな食を楽しめるエリア、子どもたちが自由に遊べるエリア、創作意欲を満たすクラフトエリアに、コワーキングスペース。「食べる」「あそぶ」「楽しむ」「はたらく」が詰まった建物は、地域の人も観光に訪れた人も、気軽に立ち寄り楽しめる場所だ。
手でつくるよろこびを届ける
「mt」は、マスキングテープの貼ってはがせる機能にとどまらず、暮らしを彩る「mt」が描き出す世界を「LIFE ART」と呼んでいる。誰かの「つくりたい」という素直な気持ちに寄り添い、感じるままに自由に想いを表現できるツールとして役立つこと。デジタルツールが多い時代だからこそ、手のモノづくりの必要性、五感を刺激する意義を伝えたい。「mt」の可能性を追求することが、やがて社会に役立ち、より良く変えていくことを目指しているという。
マスキングテープで街をカラフルにリメイク
「mt project at 洲本×S BRICK」は、「手でつくるよろこびを」をコンセプトにデザイン性の高いマスキングテープを提案するmtとS BRICKがコラボレーションして、地元に愛される商店街や寺などをマスキングテープでカラフルにリメイクするプロジェクト。
洲本寺町の「遍照院」では、2023年に描かれた居山浩二氏が淡路島をイメージしたデザインと
銭湯絵師の田中みずき氏のペイントに、
今年は山口一郎氏のペイントが追加された。
メイン会場のS BRICKでは、マスキングテープが購入できるほか、オリジナルワークショップを楽しむことができる。2年目となる今年は、市内のパートナーショップに各店舗のオリジナルテープが登場。各店舗の特徴を表現したテープを集めよう!
洲本市内各所で「BugMask」アート展も実施
また、淡路島在住のアートディレクター・置田陽介氏とデザイナー・mari氏で結成されたゲリラ・ユニット「BugMask(バグマスク)」が、洲本の街中にある日常の風景を面白く非日常化することで、新しい見え方・捉え方が始まり、そこから人間の創造力や可能性を引き出すという実験を試みている。
市内各所では、商店街の洋服店のマネキンがカラフルに変身し、
建物の白い壁に模様が出現する。
マスキングテープで何かを覆い隠したり付け加えたりすることで、洲本の街中にバグ(非日常)を起こしていく。マスクされることによって、普段目に入らなかった色が飛び込んできたり、目に留まらなかったものに出会えたり、新しい側面に触れられたり、そこから自分でも気がつかなかった自分を発見したり。
そして、目線や捉え方を少し変化させて、「同じ」は存在しないことに気づき、「新しい現象」に遭遇したときに起こる脳内のバグを通じて、町の魅力を再発見する機会となることを願っている。
BugMaskと高校生が手がけるマスキングアート
「洲本八狸」では、BugMaskと洲本市唯一の私立中学・高等学校の蒼開高校の有志によるマスキングを実施。
地元になじみ深い洲本八狸物語のたぬきたちの銅像を、その物語や設置場所からインスピレーションを得て、カラフルにマスキングしている。
オンシーズンの夏は海水浴場、オフシーズンは散歩などで人気のスポット「大浜海水浴場」では、BugMaskと県立洲本高等学校美術部が建物をマスキングしたアートが8月18日(日)に登場予定。
このほか、コモード56商店街のFstudio事務所内にもマスキングアートが施されている。
期間中に洲本を訪れて、マスキングテープにふれながら、街を歩いて楽しんでみては。
S BRICK
住所:兵庫県洲本市塩屋1丁目1-8
URL:https://sumoto-brick.jp
(山本えり)
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