独特な香りと味わいをした野菜「セロリ」。その旬や保存方法とは?
独特な香りと味わいで知られる野菜、それが「セロリ」です。
しかし、意外にもその旬や選び方、保存方法については知らない人もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は「セロリ」の旬と選び方、保存方法について解説します。
「セロリ」の選び方と旬
ここでは「セロリ」の選び方と旬を解説します。
セロリの選び方
「セロリ」は茎が太くてハリのあるものほど美味しいとされます。
また、筋の間がデコボコしているものも美味しいとされます。
その他、葉の色が鮮やかな緑色のものほど新鮮です。
そのため、茎・筋・葉を見て選ぶようにしましょう。
ちなみに、切り口が変色していないも新鮮な証拠です。
できれば購入の際は「セロリ」の切り口なども見て選ぶことをおすすめします。
セロリの旬
「セロリ」は露地栽培のものとハウス栽培のものが全国各地で生産されており年間を通して出回っていますが、旬は生産方法によって若干変わります。
例えば、露地栽培が主流の長野県では5月~10月が旬ですが、ハウス栽培が主流の静岡県では11月~5月に旬を迎えるのが特徴です。
また、福岡県などで栽培されているものも旬は変わります。
最近ではアメリカや中国からの輸入品も流通しているため、産地や時期によっても旬が変わる可能性があります。
セロリの保存方法
ここからは「セロリ」の保存方法を解説します。
セロリは乾燥に弱い!
セロリは乾燥に弱い野菜です。
常温で置いておくとすぐに弱ってしまいます。
鮮度も落ちて独特の風味も損なわれてしまいます。
そのため、常温保存にはあまり向いていません。
保存したい場合は冷蔵保存もしくは冷凍保存しましょう。
セロリを冷蔵保存する
冷蔵保存の場合、切り分けた葉や茎の部分をキッチンペーパーや新聞紙などで包み、ラップで包んで冷蔵庫に入れましょう。
ただし、保存できる目安は2日~3日となります。
それ以降は早めに食べきることをおすすめします。
セロリを冷凍保存する
冷凍保存の場合、葉を洗った後にキッチンペーパーや新聞紙で水気を取り除き、ファスナー付き保存袋に入れて冷凍庫に入れましょう。
茎は筋を取って食べやすいサイズに切り、そのままファスナー付き保存袋に入れて冷凍可能です。
ただし、保存できる目安は2週間となります。
特に冷凍したセロリは水分が抜けて硬くなるので、生食ではなく加熱調理して食すようにしてください。
食感を保ちたい場合は下茹でしてから冷凍することをおすすめします。
種類が豊富なセロリ
ここからは「セロリ」の種類を解説します。
セロリ
一般的に「セロリ」という名で流通しているものはコーネル系の品種とされています。
コーネル系の「セロリ」は茎が薄い黄緑色が特徴です。
それでいて肉厚で根元が白いのも特徴となっています。
筋はあまりなく適度な「セオリ」の香りを放っているため、サラダなどにも適しています。
ミニセロリ
「ミニセロリ」は一般的な「セロリ」より小さめの品種です。
アメリカで好まれている「グリーンセロリ」を日本で品種改良させたものが「ミニセロリ」とされます。
「ミニセロリ」は葉も茎も柔らかくて筋がなく、独特の風味が苦手な人にもおすすめです。
サラダセロリ
「サラダセロリ」は「セロリ」のスプラウトで茎も葉も柔らかい品種です。
スプラウトは発芽直後の植物の新芽のことで、発芽野菜を意味します。
「サラダセロリ」は「セロリ」特有の香りが控えめで優しい味わいなので、食べやすい品種として親しまれています。
そのまま食べても構いませんし、和洋中どのジャンルにもマッチする食材と言えるでしょう。
ホワイトセロリ
「ホワイトセロリ」は茎が白くて細く香りが抑えられた品種です。
見た目だけなら「三つ葉」に似た品種と言えるかもしれません。
その点は「ミニセロリ」などと似ています。
日本では「ミニホワイト」と呼ばれる品種を水耕栽培したものが「ホワイトセロリ」として流通する傾向にあります。
まとめ
「セロリ」は独特の風味が苦手という人もいる食材です。
現に旬のものは風味も強く、歯ごたえもあって新鮮です。
しかし、種類によっては食べやすい品種もあります。
特に「ミニセロリ」や「ホワイトセロリ」は「セロリ」独特の味わいが苦手な人でも食べやすいです。
そのため、旬の時期にはぜひ他の種類も含めて食してみてはいかがでしょうか?
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