AI搭載補聴器「フィリップス ヒアリンク50」新登場!動きや動作を検知し、よりクリアな“聞こえ”を実現

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世界的な聴覚ヘルスケア企業「デマント」(日本法人:デマント-ジャパン、本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:齋藤 徹)がロイヤル フィリップス社との商標ライセンシーに基づき展開するフィリップス ヒアリングソリューションズは、新たにモーション技術を導入したAI搭載補聴器「フィリップス ヒアリンク50」を2024年6月19日より発売。18日にはプレス向けの発表会を開催しました。

よりクリアでシームレスな“聞こえ”を実現するという新製品「フィリップス ヒアリンク50」の特徴とは?発表会の内容とともに詳しくお届け。

高齢化により補聴器普及率は向上、今後も市場拡大の見込み

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発表会冒頭、フィリップス ヒアリングソリューションズ 副社長のソーレン・スケーベック氏が初来日し、フィリップス ヒアリングソリューションズが生まれた経緯や、現在の補聴器の普及状況などについて解説。世界中で高齢化が進み、政府による償還制度や補助金の支給などにより普及率は向上し、今後、日本でも市場拡大が見込まれることなどを示唆。

フィリップスヒアリングソリューションズにおいては、2019年に最初の製品をローンチして以降、日本市場でも順調な売り上げ、販売台数を記録していると説明しました。

コンセプトは「人とつながる、世界とつながる」、人の動きや動作に着目して開発

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フィリップス ヒアリンク補聴器は「人とつながる、世界とつながる」をコンセプトに開発。フィリップス ヒアリングソリューションズセールスマネージャー武田和浩氏によると、新製品「フィリップス ヒアリンク50」は前世代のAIサウンドテクノロジーを進化させ、ユーザーを中心とした設計のもと開発されたそう。

モーションセンシング技術を駆使した「サウンドガイド」機能を搭載。従来は周囲の環境の変化をもとに聞き取りを最適化していたのに対し、「フィリップス ヒアリンク50」はサウンドガイド機能がユーザーの動きや動作を検知・分析し、その情報を補聴器に反映させることで、あらゆる場面でよりクリアな“聞こえ”を実現しました。

日常生活において聞き取りたい会話を探し、耳を傾けるために頭や身体を動かすことが頻繁にありますが、その動作や動きの「生きた情報」を“補聴器の聞こえ”に反映させているんだとか。

さまざまなシーンでの“聞こえ”を体感、サウンドガイド機能が聞きたい音を最適化

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発表会では、「フィリップス ヒアリンク50」の性能を具体的に示すため、映像と音声、動きを組み合わせてさまざまなシーンを再現し、実演を交えてその“聞こえ”を紹介しました。

(1)カフェ/1対1での会話

ガヤガヤとしたのノイズが常にある状況。AIが音を感知し、ノイズ抑制機能が働くことで向いの話者の声がクリアに聞こえる。

(2)スクランブル交差点/複数人での会話

周囲の騒音レベルを感知し、ノイズ抑制が機能。モーションセンシング技術を駆使した「サウンドガイド」機能により補聴器事態が話者の人数を検知。左右どちらからの声もクリアに取り込む。

(3)スクランブル交差点/横断中

「サウンドガイド」機能により、ユーザーの動きに合わせて周囲の音を取り込む。さまざまな環境音を取り込めるようノイズ抑制は控えめ。

このように、周囲の環境や使用者の動作に合わせ、会話や聞きたい音を最適化。どんな場面においてもシームレスに、よりクリアに聞き取ることができます。

専用アプリが“補聴器慣れ”をサポート!ユーザー自身で音量・音質調整も可能

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「フィリップス ヒアリンク50」のリリースと合わせて、専用アプリで1日の装用目標を設定し、装用時間を確認できる「フィリップス ダイアリー」に新機能を追加。「3日連続で目標を達成しました!」など、ユーザーを応援する通知機能が新たに加わりました。

補聴器の使い初めはさまざまな音が入ってくるわずらわしさから、装用時間が伸びないことがあるそう。「フィリップス ダイアリー」はこうした課題を解決するため、目標を設定し、個々のペースに合わせて“補聴器慣れ”をサポートするもので、新機能の追加により装用者のモチベーション向上を目指します。

また、アプリを使えばユーザー自身で音量や音質調整もできるほか、最後に使った場所をスマホ内のマップで表示する、置き忘れにも役立つ機能が備わっています。

健康寿命を延ばす「スマート聴覚ケア」をテーマにトークセッションも

発表会の後半では、予防医療に詳しい産業医・内科医の森勇磨氏をゲストに迎えた「健康寿命を延ばすスマート聴覚ケアのすすめ」をテーマとしたトークセッションも行われました。

難聴による認知症リスクの増加の可能性などに触れ、比較的若いうちから聴覚をケアしていく「スマート聴覚ケア」についての話題も。若いうちから補聴器を利用することにより、高齢になってもストレスなくコミュニケーションを図れるようにしておくことで、健康寿命延伸につながることなどが語られました。

マネキンを使って実際の“聞こえ”を体験、全方位に動かしてもしっかり聞こえる

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補聴器をつけた頭部マネキンとヘッドホン、パソコンをつなぎ疑似的に「フィリップス ヒアリンク50」を装用した“難聴者の聞こえ”を体験しました。従来の補聴器はごわごわとした風音に弱いとされていましたが、「フィリップス ヒアリンク50」はノイズを抑えながらも話者の声をしっかり拾えていました。また、サウンドガイドにより動きが感知できるため、全方位にマネキンを動かしても遠近感もカバーしつつ、しっかりとした“聞こえ”が体感できました。

多機能かつ高機能な「フィリップス ヒアリンク50」のクリアな“聞こえ”は、日常生活をより豊かにしてくれそうです。

■新製品の概要

製品名 :フィリップスヒアリンク50(全4器種:9050、7050、5050、3050)

スタイル :ミニRITEスタイル(充電タイプ)

発売日 :2024年6月19日(水)

価格 :オープン価格(補聴器本体は非課税)

適合範囲 :軽度~高度・重度難聴(105 dBHLまで)

カラー :髪の色にマッチするベージュ系、グレー系の全7色

その他 :防塵・防水の国際保護等級IP68取得、日常生活防水仕様、テレコイル内蔵

■公式サイト:www.hearingsolutions.philips.co.jp

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