米Tompkins Robotics、倉庫用ロボット自動化ソリューションをさらに強化

流通用ロボットの自動化ソリューションのプロバイダーである米国Tompkins Roboticsは2024年5月16日、新しいソリューションである「Transcend Robotics Execution Platform」を発表した。

このプラットフォームは、同社の医療品仕分けワークフロー自動化ツール「Transcend Orchestrate」、ロボット、ソフトウェア システム、デバイス、そして人を接続するツール「Transcend Connect」、モバイル アプリケーションツール「Transcend Mobile」を含むソフトウェア・アプリケーションを統合したもの。

Image Credits:Tompkins Robotics

この高コストパフォーマンスのロボット自動化ソリューションを世界市場に投入することで、Tompkins Roboticsはこの分野でのシェア拡大を目指す。

仕分け、接続、モバイルツールを融合

今回の新ソリューションに含まれる3つのツール「Transcend Orchestrate」、「Transcend Connect」、「Transcend Mobile」は、それぞれが、医薬品の仕分けソリューション、eコマース業務の自動化ソリューション、小包や店舗補充システムの自動化ツールである。これらを組み合わせることで、医薬品仕分けソリューション、電子商取引業務、小包および店舗補充システムをサポートする。

Transcend Orchestrateは従来名を「tWES」といい、同社の主力製品である次世代型ロボットソーターtSortの自動化ソリューション上で作動する。Transcend Connectは、tSortソリューションの導入経験を基に構築された統合プラットフォーム。単なる統合レイヤーではなく、ロボットソリューションと顧客システムの橋渡しをするコンポーネントである。そして、Transcend Mobileは最新のモバイル体験をユーザーに提供する。

新しいプラットフォームを使用することで、企業は倉庫でのロボット作業の効率性を高めつつ、既存システムとシームレスに連動することができる。

同社の最高技術責任者であるBill Pelzar氏は、今回の発表について次のようにコメントしている。「当社の倉庫用ロボット自動化ソフトウェア プラットフォームは飛躍的な進化を遂げた。さまざまな用途のソフト・テクノロジーを融合することで、作業のスループットを上げ、複雑なワークフローを簡単にこなせる適応型ソリューションを生み出した」

Tompkins Roboticsは、2017年に設立された物流およびフルフィルメント業務向けのロボット選別ソリューションのプロバイダー。主力製品の「tSort」ロボット仕分けソリューションをはじめ、革新的なロボットソリューションを開発し続けている企業だ。tSortはKmartやFujifilmなどの企業にも活用されている。

Image Credits:Tompkins Robotics

参考・引用元:PR Newswire

(文・坂土直隆)

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