鹿児島県民が愛する「両棒餅」とは・・・ぢゃんぼ餅街道へ行って味わってみた

access_time create folderエンタメ
鹿児島ならではの和菓子「ぢゃんぼ餅」をご存じだろうか。

ぢゃんぼ、という名称から、大きなジャンボサイズを思い浮かべるかもしれない。しかし、実物はいたって普通、ひとくちサイズの餅である。

IMG_4979

ぢゃんぼ餅の由来は、南北朝時代にさかのぼる。

後醍醐天皇の皇子である懐良親王(かねよししんのう)が、現在の鹿児島市にある谷山城に滞在した時、2本の串に刺さった餅を差し出され、その名称を聞いた際に「両棒(ぢゃんぼ)」と言われたのがルーツとされる。江戸時代には、薩摩藩主の島津氏に献上されるようになった。

IMG_4976

このぢゃんぼ餅(両棒餅)が食べられる店舗は、仙厳園から徒歩10分ほどの「磯地区」に集中している。ここは「ぢゃんぼ餅街道」とも呼ばれる。

また、仙厳園の園内でも、ぢゃんぼ餅を味わえる場所がある。

IMG_4977

どのお店でも基本は同じ。焼いて焦げ目がついた餅に2本の棒にさし、たれをつけ、皿に盛って提供される。テイクアウトだとパックに入った状態で渡される。出来上がりは熱々だ。

1人で6本12個あったが、じっくり味わって食べ切れるボリュームだった。餅、焦げ、たれ、どれも絶妙で和菓子好きは絶対ハマる味だ。

定番は、砂糖しょうゆだれ。ほかに、みそだれ、黒糖、きなこなどもある店舗も。できたてがもちろん美味しいが、冷めても美味しい。当日限りで食べ切りたい。

IMG_4973

明治初期から営業する「中川家」や「平田屋」など数店舗ある。目の前の海岸からは、雄大な桜島が眺められるビュースポット。店舗でのんびり食べてもいいし、テイクアウトして海岸で味わうのもいい。

鹿児島を訪れたら、仙厳園、磯地区まで足を運んででも、ぜひ味わってみてほしい。

IMG_4969

じゃんぼ餅 鹿児島県 | うちの郷土料理(農林水産省)

https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/jambomochi_kagoshima.html

(Written by AS)

【Nicheee!編集部のイチオシ】

全国に3つだけ。国の登録有形文化財「スターバックス」店舗へ行ってみた
ご当地スーパーでローカルなお土産探し! 【鹿児島編】
ティーに特化した「スターバックス」京都初出店! おすすめは「抹茶×ナッツ」限定ティーラテ

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. 鹿児島県民が愛する「両棒餅」とは・・・ぢゃんぼ餅街道へ行って味わってみた
access_time create folderエンタメ
local_offer

Nicheee!(ニッチー!)

テレビ番組のリサーチャーによる情報サイト。 テレビ番組におけるネタ探しのプロが蓄積された知識とリサーチノウハウを武器に、芸能、雑学、海外、国内ご当地、動物など多岐に渡るジャンルをテレビ番組リサーチャー目線で発信しています。

ウェブサイト: http://www.nicheee.com/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。