【米ビルボード・ソング・チャート】フューチャー/メトロ・ブーミン/ケンドリック・ラマー3週連続1位、J.コール初登場6位

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【米ビルボード・ソング・チャート】フューチャー/メトロ・ブーミン/ケンドリック・ラマー3週連続1位、J.コール初登場6位

 フューチャー、メトロ・ブーミン、ケンドリック・ラマーの「Like That」が3週目の首位を獲得した、今週の米ビルボード・ソング・チャート。

 4月6日付で1位に初登場した「Like That」は、登場3週目の今週(2024年4月5日~4月11日)ストリーミングが4,000万回(13%減少)、セールスは3,000(56%減少)、エアプレイは 1,400万(39%増加) をそれぞれ記録して、ストリーミング・ソング・チャートでも3週目の首位を獲得。デジタル・ソング・セールス・チャートでは前週の8位から14位にランクダウンしたが、エアプレイ・チャートでは41位に初登場した。

 Hot 100、ストリーミング・チャートに続き、R&B/ヒップホップ・ソング・チャート、ラップ・ソング・チャートでもそれぞれ3週目の首位を獲得している。

「Like That」は、初週(4月6日付)が5,960万回、前週(4月13日付)が4,610万回、今週(4月20日付)が4,000万回と、初登場から3週連続で週間再生回数(ストリーミング)が4,000万回を突破していて、2023年1~2月にマイリー・サイラスの「フラワーズ」が5,260万回、5,970万回、4,800万回を打ち出して以来約1年ぶり、ラップ/ヒップホップ・ソング(定義はR&B/ヒップホップ・ソング・チャートにランクインした曲)に限定すると、2020年8~9月にカーディ・Bの「WAP with ミーガン・ザ・スタリオン」が6週間達成して以来の連続記録を達成したことになる。

 Hot 100で初登場から3週連続で首位を獲得したのは、前述の「フラワーズ」が2023年1~3月に6週間を記録して以来約1年ぶりで、ラップ/ヒップホップ・ソングに限定すると、2018年4月~5月にドレイクの「ナイス・フォー・ホワット」が4週間を記録して以来、約6年ぶりの記録となる。

 初登場からではなく3週(以上)連続で首位を獲得した曲としては、2023年5月~7月にモーガン・ウォレンの「ラスト・ナイト」が10週連続(通算16週)を記録して以来、約9か月ぶりで、「ラスト・ナイト」から「Like That」まで3週連続で首位を獲得しなかった38週間という期間は、史上最長記録となる。なお、その間には通算6週を記録したジャック・ハーロウの「ラヴィン・オン・ミー」など計5曲が3週以上首位を獲得しているが、連続記録ではなかった。

 「Like That」を収録したフューチャーとメトロ・ブーミンのジョイント・アルバム『ウィー・ドント・トラスト・ユー』は、4月6日付のアルバム・チャート“Billboard 200”で1位に初登場して、登場3週目の今週も4位にランクインしている。なお、4月12日に本作の続編となる『ウィー・スティル・ドント・トラスト・ユー』がリリースされたため、次週(4月27日付)のチャートでは新作が上位にランクインする可能性が高い。

 今週2位には、ホージアの「トゥー・スゥイート」が先週の4位からランクアップして最高位を更新した。また、自身の記録としても2014年12月に2位を記録した「テイク・ミー・トゥ・チャーチ」と並ぶ自己最高位を更新したことになる。

 「トゥー・スゥイート」は、ストリーミングが前週から15%増加の3,670万回を記録して、今週最も伸びた曲に贈られるStreaming Gainerを獲得。ジャンル別では、ロック&オルタナティブ・ソング・チャート、ロック・ソング・チャート、オルタナティブ・ソング・チャートでそれぞれ3週目の首位を獲得した。

 3位は、ベンソン・ブーンの「ビューティフル・シングス」が先週に続き同位をキープ。エアプレイが前週から14%増加の5,740万回に上昇して、今週最も伸びた曲に贈られるAirplay Gainerを獲得した。

 4位は、テディ・スウィムズの「ルーズ・コントロール」が先週の5位からランクアップして、エアプレイ・チャートでは今週6,970万回(6%増加)を記録して自身初のNo.1タイトルを獲得している。

 先週2位に浮上したビヨンセの「テキサス・ホールデム」は今週5位にダウンしたが、カントリー・ソング・チャートでは9週目の首位をキープ。同曲が収録された最新作『カウボーイ・カーター』は、今週のアルバム・チャート“Billboard 200”で2週目の首位を獲得した。

 続いて今週6位には、J.コールの新曲「7 Minute Drill」が初登場して、2023年10月21日付で1位にデビューしたドレイクの「First Person Shooter feat. J.コール」以来約半年ぶり、通算13曲目のTOP10入りを果たしている。

 「7 Minute Drill」は、今週のアルバム・チャート“Billboard 200”で2位に初登場した新ミックステープ『Might Delete Later』の収録曲で、1位の「Like That」でケンドリック・ラマーがドレイクとJ.コールを批判したことに対するアンサー・トラックとして大きな話題を呼んだ。

 初週、アルバムの中で最もストリーミングされた「7 Minute Drill」だったが、先日の【ドリームヴィル・フェスティバル】でこの曲の意図について観客に謝罪し、現地時間4月12日には「7 Minute Drill」がストリーミングのトラックリストから削除されている。なお、デジタル・ダウンロードは現時点でまだ購入可能だ。

 以下、ジャック・ハーロウの「ラヴィン・オン・ミー」が先週の8位から7位、アリアナ・グランデの「we can’t be friends (wait for your love)」が9位から8位、フューチャー、メトロ・ブーミン、トラヴィス・スコット、プレイボーイ・カルティによる「Type Shit」も10位から9位にそれぞれワンランクアップして、ノア・カーンの「スティック・シーズン」が先週の15位から10位に、TOP10に返り咲いた。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは4月19日以降掲載予定となります。

◎【Hot 100】トップ10
1位「Like That」フューチャー、メトロ・ブーミン、ケンドリック・ラマー
2位「トゥー・スゥイート」ホージア
3位「ビューティフル・シングス」ベンソン・ブーン
4位「ルーズ・コントロール」テディ・スウィムズ
5位「テキサス・ホールデム」ビヨンセ
6位「7 Minute Drill」J.コール
7位「ラヴィン・オン・ミー」ジャック・ハーロウ
8位「we can’t be friends (wait for your love)」アリアナ・グランデ
9位「Type Shit」フューチャー、メトロ・ブーミン、トラヴィス・スコット、プレイボーイ・カルティ
10位「スティック・シーズン」ノア・カーン

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