オーストラリアで競走馬が駅ホームに迷い込んで列車と遭遇! 「なぜこんなことに」「黄線の内側にいてよかった」
オーストラリアのシドニー郊外にあるウォーウィックファーム競馬場の厩舎から競走馬の一頭が逃げ出し、近隣のウォーウィックファーム駅のホームに侵入。駅の監視カメラと思しき映像をニューサウスウェールズ州のクリス・ミンズ州首相(@ChrisMinnsMP)がX(旧Twitter)でポスト(ツイート)するなど、大きな話題となっています。
Wet tracker. Didn't realise I needed to say but – horses aren't allowed on our trains, sorry folks. I can confirm the horse has returned home, safe and sound. pic.twitter.com/1Xkbqayi4q— Chris Minns (@ChrisMinnsMP) April 10, 2024
カメラが捉えていたのは、白い馬着をなびかせて走る馬の姿。ホームにいる乗客たちの中には驚いたように避ける人も。列車が駅へと入ってくると、Uターンして立ち止まり、ドアが開くのを待つそぶり(?)を見せました。その後、駅出入口付近で厩舎スタッフに捕まり、馬運車に乗せられていますが、馬自身は終始落ち着いた様子でした。
ミンス州首相は、「言うまでもないですが、馬は鉄道に乗れません。ごめんなさい」といい、「馬は無事に帰ったことが確認されています」と述べています。なお、人にも怪我はなかった模様。
オーストラリアの競馬メディア『RACING.COM』によると、この馬の調教師は「見知らぬ何者かが厩舎に侵入して鍵を開けて、一頭の馬が逃げて駅に入り、すぐに捕まえられて、何もせずに厩舎に戻ってきた」という談話を発表。地元警察が捜査中で「このようなことが二度と起こらないよう、あらゆる予防策を講じている」といいます。
ネット上では「OMG」「なぜこんなことに…?」といった驚きの反応のほか、「黄線の内側にいてくれてよかった」との声が多数見られ、「馬も時間通りに乗ることはできない」とダイヤ通りに来ない鉄道について皮肉を言う人もいました。
馬が牧場や厩舎から逃げ出すという事は、日本でも度々起きています。有名なところでは、大井競馬場の厩舎から逃げて首都高速道路上を走ってしまった1996年のスーパーオトメ首都高爆走事件や、調教からの帰路に逃走して京浜運河に入って対岸まで泳ぎ切った2020年のサルダーナ運河遊泳事件が大きな話題になりました。
※画像はX(旧Twitter)より
https://twitter.com/ChrisMinnsMP/status/1777933596436860953 [リンク]
乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。
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