【連載コラム】AFAMooのCreative Life―第37回 “浮遊感のあるリキッドファンクチューン” Uilou & A-bug「cancer girl」

2024/03/24 19:00 OTOTOY エンタメ

みなさんこんばんは。Uilouという2人組音楽ユニットでのアーティスト活動と並行して、OTOTOYでニュース記事を書いているAFAMoo（アファム）と申します。今回も毎週日曜日に更新中のSpotifyプレイリスト「Tokyo Dance Pop」に掲載している新譜をトラックメイカー目線で解説します。本日取り上げるのは、Uilou & A-bug「cancer girl」です。

Uilou & A-bug「cancer girl」

本作はUilouとA-bugが2024年3月20日(水)にリリースしたニューシングルです。トラックのプロデュースを手掛けたのはA-bug。浮遊感のあるリキッドファンクチューンに仕上がっています。

楽曲は、フローティングなシンセサイザーの音からスタート。イントロが終わるとドラムが追加され、ダンサブルな展開を迎えます。ドラムは全体的に乾いた質感のものを使用しており、ウェットなシンセと組み合わせることで絶妙に聴き心地が良い塩梅になっていますね。今回の楽曲では、リキッドファンクのドラムパターンを採用。リキッドファンクはドラムンベースのサブジャンルで、ソフトで聴きやすいサウンドが特徴です。本作はまさにリキッドファンクのテイストで、とても聴きやすいダンスミュージックになっていると思います！

楽曲の途中からはドラムが薄くなり、シンセリードが鳴り響きます。0分33秒から0分55秒までの部分では、特にA-bugの手腕が光っています。音数は少なめでありながら、しっかりと盛り上がる展開を作るのが流石ですね。A-bugとのコラボは今回で2回目なのですが、改めて彼のトラックメイクスキルに圧倒されました。どんなシチュエーションでも聴ける楽曲になっていますので、ぜひお聴きください！

リリース情報

Uilou & A-bug「cancer girl」

https://ototoy.jp/_/default/p/2029841

プレイリスト情報

ヴォーカルjune-chanによるエモーショナルな歌声も素晴らしく、とても魅力的な楽曲になっています。今週の新譜には他にも素晴らしい楽曲がたくさんありますので、プレイリスト「Tokyo Dance Pop」をチェックしてくださいね！プレイリストの試聴とフォローは下記のリンクから！