過去最大規模での開催となる「AnimeJapan2024」池内総合プロデューサーに聞く見どころ「今まで見たことのなかった作品に触れるチャンス」
世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2024」が2024年3月23日(土)、24日(日)に東京ビッグサイトにて開催。110社が出展し、過去最大規模での開催となる AnimeJapan2024 。AJステージと出展社ブース合わせて、のべ250ステージ、500人超の登壇者がイベントを盛り上げます。
この「AnimeJapan 2024」の見どころ、注目ポイントを総合プロデューサー・池内謙一郎さんに伺いました!
◆11回目となる今年の「AnimeJapan 2024」を間近に控えた今の心境をお聞かせください。
事務局よりチケットの販売情報なども日々共有いただくんですが、当日はどのくらいのお客さんが来てくれるんだろうかと毎年ドキドキしています。
ただ、これはコロナ以前以後変わらずなんですが、いまAnimeJapanは10万人規模でお客さんが集まってくださいます。そこはお客様の安全があったうえで楽しむことができると思うので、事故が起きないような運営を心がけるようにしています。
◆「AnimeJapan 2024」の見どころを、ステージ、出展ブース、企画でそれぞれ教えてください。
<ステージ>
各社さん毎年人気アニメや、色々な出演者の方をブッキングしていただき、開場から閉会の時間までびっしり埋めていただいているので、抽選になってしまうステージも多いのですが、ぜひ今年も強力なラインナップを楽しんで頂きたいです。
今年はクリエイションステージという、アニメーターさんやプロダクション側の方にご登壇頂くステージもあるので、そちらも楽しんでいただきたいと思います。
<出展ブース>
各出展社さんが趣向をこらして作られるブースを見て回ることは、AJに来たからにはぜひやっていただきたいなと思います。
ブースの作り方が毎年進化していると思うんですが、大きなブースは、趣向を凝らして毎年違った見せ方で作品の紹介をされています。実行委員会側の我々も、当日の会場で出来上がったブースを拝見するのが楽しみです。
大きなブースで、たくさんの作品に目移りしてしまうこともあると思うんですが、小さなブースを出される出展社さんも多く、そういったブースは伝えたいことが一点集中で展開されていて、知らなかったサービスを発見できるといった楽しみもあります。大きなブースも、小さなブースも楽しんでいただきたいと思います。
<主催者施策について>
今回、コロナ禍を経て復活させたファミリーアニメフェスタに注目いただきたいです。小さなお子さんにもアニメイベントに参加し楽しむ経験をして頂きたく、ぜひご家族でお越しください。
また、クリエイター、プロダクション側のお仕事を伝えることを目的に、クリエイションステージを新たに作りました。そしてProduction Works Galleryでは、今年はサテライトさんにご協力いただき「アクエリオン」シリーズをテーマにアニメの作り方がわかるようなブースをご用意しています。楽しみながら、アニメ制作を見ていただけたらと思います。
◆昨年までに無い、ユニークな企画などもあれば教えていただきたいです。
一部の物販をECサイトで行います。当日ご来場いただけないお客様や、ブース出展が叶わなかった出展社様が、ECサイトのグッズ販売を通じてこのイベントに参加出来るようになります。いままでとは違ったAnimeJapanの楽しみ方ができるんじゃないかなと思います。
◆国内のお客様はもちろん、海外のお客様も多数来場されると思います。今年はどの様な盛り上がりが予想されますか?
昨年も会場を歩いていて思ったのが、海外のお客さんが年々増えているということです。海外の方が日本を旅行されるプログラムの中に、AJを入れていただいているんだろうなというのが感動でした。今年は海外の方の来場がさらに見込まれます。言葉の違いはあれど、同じ作品が好きな方同士、AJの会場でアニメを通して沢山の国の方が交流していただけると素敵だなと思います。
◆初めてAJに行かれる方におすすめの楽しみ方などはございますか?
皆さんそれぞれに好きな作品があると思うので、まずはその作品が展開されているブースやステージをチェック。そしてその作品の隣で、別のアニメが紹介されていたりすると思うので、それは今まで見たことのなかった作品に触れるチャンスです。新しいアニメを見つけるきっかけとして、楽しんで下さい。
そして「クリエイションステージ」や「Production Works Gallery」でアニメの作り方を知った上で作品を見ていただくと、また違った楽しみ方ができると思いますので、企業ブースも、我々の主催者ブースもぜひ廻って頂きたいです。
◆池内さんは長年AJのプロデューサーを務めていらっしゃいますが、このお仕事をされていて、どんな時が一番楽しいですか?
やはり当日です。AJが開場する前の時間帯、各社のブースは出来上がっていて、お客さんが入場を待たれている、という時間は気持ちが非常に引き締まります。そして入場が始まり、シーンとなっていた会場がお客様で賑わっていきやがて歓声が聞こえて、というのは感動します。何も無かったところに、大小さまざまなブースが建ち、その間をお客さんたちが埋めていく。それを間近に見られるのは楽しいです。
◆AJというイベントを通して今後行っていきたいこと、やってみたいこと。
ひとつは、海外の方により積極的に来ていただけるような状況を作りたいと思います。海外への情報発信をしっかりして、言葉の壁を越えて楽しめるイベント作りをしたいな、と。また物理的に来場が難しい方たちへ向けても、遠方からでも楽しめるAnimeJapanというものを今後やっていけるといいなと思っています。
◆読者へ向けてメッセージをお願いいたします。
何回かご来場くださっている方はぜひ今年も、初めての方はぜひ一度体験していただきたいと思います。毎年、委員会としては、前年を越えることを目標にして1年間イベント制作に取り組んでいます。3月、ぜひAnimeJapanにお越しいただければと思います。
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