【話題】博多ラーメン店・でぶちゃん甲斐康太シェフ「やはり薄利多売はアホらしい」「技術の安売りは自分の価値を下げる事に直結する」

東京で勢いがある博多ラーメンの人気店といえば『でぶちゃん 高田馬場本店』(東京都新宿区高田馬場2-13-6)は間違いなく、そのひとつだろう。ラーメンが「臭くてウマイ」「くさうまい!」と大絶賛されているだけでなく、一品料理の数々も高い評価を得ており、ゲキウマな居酒屋として利用する客も少なくないようだ。

挑んだのは「税込500円で売れるラーメン作り」

そんな『でぶちゃん』の店主・甲斐康太シェフは、大胆なチャレンジで世間を賑わすことがある人物だが、今回挑んだのは「税込500円で売れるラーメン作り」。いつもはラーメンの価値に合わせて1000円以上の価格にしているだけに、あえて逆行する価格帯のラーメンを作ったといえる。

税込500円でも売れるラーメンを作った結果

試しに税込500円でも売れるラーメンを作ったところ、甲斐康太シェフは「やばいな。税込500円で売れるラーメン作ったんだけど 美味すぎて狙いから逸れているw」とコメント。食材も価格に合わせたものにしていると思われるが、なかなか美味しく仕上がったようである。天才ゆえか……。

そして実際に売ってみた結果「オープンラッシュ凄かった」とツイートするほどの大盛況。だがしかし……。

<でぶちゃん甲斐康太シェフのXツイート>

「いやぁオープンラッシュ凄かったですね。やはり薄利多売はアホらしい。技術の安売りは自分の価値を下げる事に直結する。ラーメンに対する価値も上がらない。やはりラーメン1000円以下は改めて脱脚すべき課題。労働時間も含めて改革が必要」



甲斐康太シェフ「技術の安売りは自分の価値を下げる事に直結する」

税込500円のラーメンを販売した結果、甲斐康太シェフは「技術の安売りは自分の価値を下げる事に直結する」という答えに到達したようだ。筆者としては、どんな料理であれ、妥当な金額で売られるべきだと考える。もちろんそこには技術料も含まれるべきだろう。

税込500円のラーメンを食べられたお客さんは貴重な体験をした

しかし『でぶちゃん』の税込500円のラーメンは食べてみたい。「値段が安いから食べたい」というより「甲斐康太シェフが作った税込500円のラーメンを体験してみたい」「1000円以上のラーメンと味を比較してみたい」という好奇心で食べてみたい。

今回食べられなかったので、またいつか、突発的にイベントでやってほしい。もしくは1000円以上払うので税込500円のラーメンを売ってほしい(笑)。今回、税込500円のラーメンを食べられたお客さんは貴重な体験をしたといえるのではないだろうか。




※記事画像はでぶちゃん甲斐康太シェフのXツイートより

(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)

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