スマホを遠隔操作できる薄型スマートリングが登場。香港発の「RINGO」が気になる
昨今、次世代のデバイスとして国内外で注目を集めている指輪型のウェアラブル機器“スマートリング”。スマートリングによって搭載している機能はさまざまだが、一般的な機能としては、健康状態・睡眠状態のモニタリングや分析があげられる。
そんなヘルスケア関連の機能に加えて、曲の切り替えや撮影などの操作も実現するのが、香港のウェアラブル端末ブランド“RINGO”のスマートリング「RINGO」だ。
同製品は現在、クラウドファンディングサイトのKickstarterにて先行販売中。執筆時点(2024年3月6日)ですでに目標金額を達成している。
非接触でスマートフォンをシームレスに操作できる
RINGOは、わずか2.11mmの薄型スマートリング。軽くて目立たず、日常生活にスムーズに溶け込む。
そんなRINGOの魅力は、“スマートタッチテクノロジー”を搭載している点だろう。同技術は、物理的な接触なしに指先を動かすだけでスマートフォンをシームレスに操作できるというもの。
たとえば、短い動画をスクロールして「いいね」をする、音楽の再生・一時停止、撮影の遠隔操作、Webページの閲覧などのタスクを、軽くスワイプするだけで行える。
ジョギング中や歯磨き中など、スマートフォンを直接操作しづらい場面で役立ちそうだ。
睡眠データ、心拍数、血中酸素、体温をスコア表示
RINGOは身体データを生成して、身体の回復状況を評価し、健康指標に関するリアルタイムの洞察を提供することが可能。前日の睡眠データ、心拍数、血中酸素、体温を総合スコアに表示することで、体のリズムやパターンへの理解を深められる。外出中でも自宅でリラックスしているときでも、詳細な洞察を得られるだろう。
「睡眠インサイト」では夜の睡眠を詳細に分析し、睡眠時間、レム睡眠、浅い睡眠、深い睡眠の段階などの睡眠サイクルや、起床時間に関する詳細な観察結果を提供。正確なトラッキングにより、睡眠パターンとHRV(心拍変動)をはっきりと確認でき、睡眠の質とルーチンの改善を目指せるだろう。
エクササイズルーティンを追跡・分析
RINGOではランニング、ウォーキング、サイクリングなどのエクササイズルーティンを追跡し、分析することもできる。
消費カロリー、走行距離、歩数など毎日の目標を設定して、最近のユーザーの運動指標にもとづいて全体的な評価を実施。洞察に満ちたパフォーマンス分析により、運動能力を最大限に引き出す。また、体重を追跡し、体組成を理解するほか、オプションで正確な体脂肪測定を行うことも可能だという。
なお、RINGOはデータを5〜7日間保存し、活動が完了すると同期する仕組みになっている。スマートフォンを持ち歩く必要なく、野外活動を楽しめそうだ。
月経周期、誕生日、薬などのリマインダーを取得
体のリズムと重要なイベントを直接管理できるのも、RINGOのうれしいポイント。
たとえば、月経周期のリマインダーを受け取ったり、アプリで誕生日、記念日、薬、スケジュールのリマインダーを設定して、アラートを取得したりといったことが可能だ。
「RINGO」「RINGO Pro」の2モデルを展開
現在Kickstarterでは、薄さ2.11mmの「RINGO」と薄さ2.5mmの「RINGO Pro」の2モデルを展開。両モデルとも充電ケース*を使用することでいつでもどこでも充電が可能。バッテリー寿命は最大200日間なので、頻繁に充電を気にする必要はなさそうだ。
健康管理や睡眠管理だけでなく、音楽鑑賞や動画視聴、Webページの閲覧などの操作を手軽にできるスマートリングをチェックしてみてはいかがだろうか。
*ワイヤレス充電ケースは、個別のパッケージのため追加の送料が発生する(すべての地域で10ドル)
参考・引用元:Kickstarter
(文・Haruka Isobe)
ウェブサイト: https://techable.jp/
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