スキー場も近い!「湯けむりの宿 雪の花」へ。越後湯沢温泉街も満喫
こんにちは! 撮影・取材で毎月全国各地を訪れている、モデル/旅ライターの浅井麻里です。
今回、私が妹と一緒に訪れたのは新潟県の越後湯沢温泉! みなさんは冬の越後湯沢温泉に行ったことはありますか? スキーやスノーボード好きの人にとっては特に人気のエリアですよね。
東京から新幹線で行きやすいだけでなく、新幹線停車駅から徒歩で行けるスキー場があったり、越後名物や温泉を堪能できたりと、魅力溢れる越後湯沢温泉。実は、私も妹も訪れるのは初めてなんです。どんな体験ができるのかわくわく……!
東京駅を出発
上越新幹線で越後湯沢温泉へ!
JR越後湯沢駅へは、JR東京駅から上越新幹線「とき」に乗って約1時間15分の旅。「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」を利用すると、新幹線とお宿のセットがお得に予約できるんです。どれくらいお得かは、記事下部をチェック!
車窓を流れる景色を眺めていたら、すぐ着いてしまうくらいあっという間。気軽に行ける距離も越後湯沢温泉の魅力の一つです!
湯沢高原スキー場
徒歩で行ける湯沢高原スキー場!
越後湯沢駅に降り立つと、辺りは雪景色。吐く息も真っ白で、雪国に来た! と実感。まずは、駅から徒歩約10分の距離にある「湯沢高原スキー場」へ!
新幹線停車駅から徒歩でスキー場に行けるってうれしい! 道中、雪に包まれた越後湯沢温泉街の雰囲気も楽しめます。
スキー場の玄関口でもある「湯沢高原ロープウェイステーション」にあるレンタルショップでは、スキーやスノーボードの板やブーツ、ウェアなどを借りることができます。自前の装備がなくても大丈夫! 雪山を楽しみたいけれど揃えるほどでは……、という初心者でも安心です。
さっそく、湯沢高原ロープウェイで高原エリアのゲレンデへGO! ちなみに、湯沢高原スキー場は下が山ろくエリア、上が高原エリアとなっています。
湯沢高原ロープウェイは、166人が乗ることができる世界最大級のロープウェイ。大きなゴンドラに乗り込んで、約7分の空の旅へ。
中は広々、長椅子もあって快適です。大きな窓からは、壮大な山々やゲレンデ、街並みなど圧巻のパノラマビューが眺めます。
そして、高原エリアのゲレンデに到着!!
一面の銀世界! 日常とは全く違う景色にテンションが上がって2人でパシャリ!
湯沢高原スキー場には、山ろくエリアと高原エリアで全8コースのバラエティーに富んだコースがあります。最長5,000mのロングランも可能な、初心者から上級者まで楽しめるスキー場だそう。
レッスンも充実していて、キッズレッスン、グループレッスン、プライベートレッスン、検定・資格対策レッスンなどがあり、初心者から上級者まで、家族連れや友達同士など、目的に合わせたレッスンを選ぶことができます。「久しぶりに滑る」という人でも安心ですね。
高原エリアには、展望レストラン「エーデルワイス」、ロープウェイ乗り場の建物内にある「kumo cafe」などがあるので、一休みするのにもぴったり。窓からゲレンデを眺めながら食事をしたりお喋りをしたりできるのも、スキー場ならではです。
イタリアンの名店「アルピナ」で、薪の窯で焼いている絶品ピッツァをいただきました! ゲレンデを眺めながら熱々のピッツァを食べるのは特別感たっぷり。
麓の山ろくエリアにある「湯沢温泉ゆきあそびパーク」は、スノーエスカレータやスノーチュービング、そりなど雪遊びを満喫できるエリアになっているので、家族連れはそちらもおすすめ!
湯けむりの宿 雪の花 1日目
「湯けむりの宿 雪の花」で温泉や食事を満喫
スキー場でたっぷり遊んだあとは、本日の宿泊先「湯けむりの宿 雪の花」へ。湯沢高原スキー場からは徒歩約10分の距離。お宿が近いのは遊び疲れた体に優しい! 越後湯沢駅からも徒歩約3分という好立地です。
雪の花という名の通り、雪の花が咲き誇っているかのような雪景色の中に佇む、厳かな雰囲気のお宿。雪景色との調和が美しい、立派な門がお出迎え。
館内に一歩足を踏み入れると畳敷きが広がります。こちらのエントランス(フロント)は「帳場・お迎え処」と呼ばれ、古き良き宿場町の趣が感じられます。
靴を下駄箱にあずけて上がるようになっているので、畳の感触が心地いい! 無料のウェルカムドリンクも用意されています。
浴衣処「単衣屋」で好きな色や柄の浴衣を選び、館内では作務衣や色浴衣で過ごすことができます。温泉宿に来たらやっぱり浴衣が着たいですよね!
お部屋で浴衣に着替えて一休み……。
私たちが宿泊した「和ツイン」には、ベッド以外にソファもあり、2人でゆっくり、広々快適にくつろぐことができます。
湯けむりの宿 雪の花のお風呂
大浴場と3つの貸切風呂で至福の湯めぐり
越後湯沢温泉に来たからには、名湯も満喫したい!
こちらでは、趣が異なる3つの貸切風呂と、景色を楽しめる大浴場で温泉に浸かることができます。貸切風呂は無料で、案内灯の表示を見て入っている人がいなければいつでも利用可能。
まずは、24時間好きな時に入れる貸切風呂から……。
野趣溢れる「岩乃湯」。半露天なので、窓のさんや岩の上につもった雪で、雪見風呂を楽しめます。
2つ目の貸切風呂は「檜乃湯」。檜の香りに包まれ、心も体もほぐれる癒やしの時間に浸れます。
最後の貸切風呂は「陶乃湯」。高級感のある陶器で出来た浴槽が、より体をぽかぽかあたためてくれます。
こんな素敵なお風呂を貸し切りにできるなんて贅沢……! 家族やカップルでゆっくり入れるのもうれしいポイント。
四季折々の景色を大きな窓から眺められる大浴場「花山の湯」の内湯では、湯けむりと景色、そして温泉に癒やされる極上のひとときを……。
ラジウム泉のあつ湯や、ぬる湯も楽しめます。
露天風呂では、雪山を眺めたり、雪国ならではの冷たい風を浴びたりしながら熱い湯に浸かる幸福感がたまりません。
湯けむりの宿 雪の花の夕食
越後の幸を贅沢に味わう
温泉を満喫した後は、お楽しみの夕食へ!
食前酒で、かんぱーい!!
旬の素材や越後名物を取り入れた会席料理の夕食を、食事処「雪譜庵」でいただきます。
鮪や鯛、帆立、蟹おこわ、いくらといった海の幸が並ぶお膳からスタート。和食の基本といわれる「一汁三菜」が、豪華な食材で表現されています。
妻有(つまり)ポークと八色(やいろ)椎茸博多焼き、キンキ粕漬け、銀杏松葉串打ち、菜種衣揚げ、山桃から成る「焼八寸」。素材の味を活かした上品な味付けで、いろいろな味を少しずついただけるのもうれしい!
なんと、唎酒も楽しめちゃうんです! 本日は「八海山 魚沼で候」と「緑川 純米酒」の飲み比べ。
違いを味わったり、料理とのマリアージュに舌鼓を打ったり……せっかく新潟に来たからには、銘酒を飲んでみたい! という願望を叶えてくれます。
名物の「タレカツ丼」。新潟のソウルフードともいわれ、卵を使わず甘辛の醤油だれにジュっと漬け込まれたタレカツは、キャベツと一緒にさっぱりといただけるおいしさ。
「越後酒鍋」は、牛だしと新潟の日本酒をベースに、新潟県産の肉や地元で採れた野菜をしゃぶしゃぶでいただけるという贅沢なメニュー!
さらに、しゃぶしゃぶをしたあとは、ご飯や卵を入れて雑炊でいただくことができるんです! 地酒を飲むだけでなく鍋でも味わえるのは、特別感がありますね。
湯けむりの宿 雪の花の湯上り処
夜鳴きそばで心もお腹もぽかぽか
湯上り処「静香」では、宿からのおもてなしとしてさまざまな無料サービスが用意されています。時間帯によって内容が違うのでお見逃しなく!
22時~22時45分は名物の夜鳴きそばがいただけます。醤油ラーメンのほかに、新潟県の長岡名物、生姜醤油ラーメンも! 体を内側からぽかぽかあたためてくれる、寒い地ならではの逸品です。
お腹も心も一杯になって、おやすみなさい♪ 唎酒も相まって、今夜はぐっすり眠れそう……。
湯けむりの宿 雪の花 2日目
朝から越後名物を堪能
翌朝は、夕食と同じ食事処「雪譜庵」で朝食をいただきます。
昔ながらの大かまどで一気に炊き上げた魚沼産こしひかりを味わえる和定食。越後名物の「のっぺい汁」も体をあたためてくれて、さらにご飯が進む逸品。
湯、食、さまざまなおもてなし……。新潟の冬を満喫できる、心癒される時間を過ごせました。
越後湯沢温泉街を散策
「温泉珈琲 水屋」でコーヒータイム
湯けむりの宿 雪の花をチェックアウトしたら、温泉街をぶらぶら散策。あちこちから湯気が出ていて、温泉地ならではの光景が見られます。
気になるお店を訪れてみました!
越後湯沢駅からは徒歩約1分にある「温泉珈琲 水屋」。温泉宿「HATAGO井仙」の1階にある、レトロな雰囲気のおしゃれなカフェです。
水屋一番の人気商品だという「湯澤るうろ」。ふんわり、しっとりとした優しい味は、こんなロールケーキ初めて! と思うくらいの新食感。生地が口の中でとろけます……。
もう一つの人気商品「温泉珈琲」。豊かな香りが特徴のコーヒー豆「トラジャ」が使われ、フレンチプレスを使用して温泉水で丁寧に水出しされています。風味が引き立ち、スイーツとの相性も抜群!
妹はブラックコーヒーがあまり得意ではないのですが、「これはブラックでも苦すぎなくてすっきり!」と、その飲みやすさに驚いていました。
次は、温泉珈琲 水屋から徒歩約10分のところにある、和菓子店「億萬屋」へ。越後名物の「駒子もち」をお土産に買いました。
駒子もちとは、柔らかな求肥でつぶし餡を包み、きな粉をまぶした一口サイズの生菓子のこと。
駒子は、川端康成の小説『雪国』に登場するヒロインの名前。パッケージには『雪国』の文章やイラストが描かれています。
スポット情報
億萬屋
新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢354-10
営業時間:8時30分~19時
定休日:水曜
越後湯沢駅
「ぽんしゅ館」で糀ソフトクリーム
最後は越後湯沢駅構内にある「ぽんしゅ館」へ。カフェラウンジ「糀らって」では、糀を使ったソフトクリームが食べられます。
溶けちゃう前に、2人でパチリ!
ソフトクリームは、一口食べると糀の風味がふわっと口の中に広がります。甘味の中に少し塩味が加わったようなクセになる味。
越後は糀文化の国とも言われているそう。越後湯沢駅では新幹線に乗る直前まで、越後名物が満喫できるんです!
東京から気軽に来られて、スキーやスノーボード、雪遊びが楽しめて、温泉や食に癒される……、そんな列車旅ができる越後湯沢。妹も「新幹線でお喋りしているうちに着いてたね!」と予想以上の近さに喜んでいました。
私たちのように家族や友達と雪国を満喫したい人はもちろん、雪道の運転はハードルが高いという人にも魅力的な越後湯沢、おすすめです♪
東京駅に到着
掲載情報は2024年2月27日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
ダイナミックレールパックだと「スキー旅行」もお得に!
新幹線と宿のセットがお得に予約できる「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」なら、越後湯沢へのスキー旅行も、簡単&お得に予約ができます。今回ご紹介した旅のプランで、新幹線と宿を別々に予約した場合と料金を比較してみると、単純計算で3,080円もお得になります。浮いたお金でランチやお土産を奮発するのも良さそう!
【今回の旅プランの場合】
・新幹線:JR東京駅⇔JR越後湯沢駅 上越新幹線(たにがわ号)普通車指定席利用
・宿:「湯けむりの宿 雪の花」 1泊2日 夕朝食付き(2名1室利用)
・プラン名:【基本】-1泊2食-
・部屋タイプ:和ツイン【シャワー付】◇23平米(和ベッド2台)(1~2名)
① JR東日本びゅうダイナミックレールパックで予約した場合
参考価格:32,900円(おとな1名)
② 新幹線とお宿を別々に予約した場合
参考価格:35,980円(おとな1名)
<内訳>
新幹線指定席 13,980円
ホテル公式サイトで予約した宿泊費 22,000円
★単純計算(②―①)で3,080円もお得!
※①②ともに参考価格は、2024年2月8日時点の2024年3月25日に出発する場合の旅行代金です。
※往復JR+宿のおとな1名での代金で比較しています。
※ダイナミックレールパックは、価格変動型の旅行商品です。予約操作時期により同一内容でも旅行代金が異なる場合があります。
JR東日本びゅうダイナミックレールパックについて詳しくはこちら
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