漫画編集者ヤマウチナオコさんが本屋・書店の閉店に悲しみの声「書店は憩いの場」「子ども達の未来を作る場でもあると思ってます」

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皆さんにとって書店(本屋)とはどのような存在だろうか。子どものころ、雑誌の発売日に走って買いに行った場所、好きな本を立ち読みしに行った場所、なんだかよくわからないけど落ち着くから行った場所、人により書店の存在意義はそれぞれ。

書店がどんどん閉店している

子どものころの筆者にとっては「親が嫌いだったので夜遅くまでいた場所」だったこともあるし、友人のひとりは「親が帰ってくるまでいる場所」「パソコンの分厚い雑誌を立ち読みして学ぶ場所」でもあったらしい。

このインターネット時代であれば、「ネットで買った電子書籍が好きすぎて紙の書籍も買いに行った場所」という人もいるのではないだろうか。しかし、昨今では書店がどんどん閉店しているという。

<ヤマウチナオコさんのXツイート>

「最近書店が閉店するニュースがとても多い。書店がなくなるということはそこで働く方の職も無くなるわけで、本や漫画に詳しく頼もしいあの方やあの方のエプロン姿だったり…が目に浮かんで悲しい。『重版出来!』で全国の書店員さん達に取材し、とてもお世話になった。沢山の新作を書店員さん達の熱意で売っていただいた。私は今はWEBサイトを作ってるけど紙の本が大好きです。書店は憩いの場、子ども達の未来を作る場でもあると思ってます。出版社の人間としてイチ本好きとして何ができるんだろう。自分ごととして本気で考えなければならない」


じわじわ消滅へと向かっているように感じられる

時代とともに、人のライフスタイルは変わっていく。そのなかで、消えていくものも多数ある。特にインターネットの普及と日常化に伴い、それは加速していると思われる。書店もそのひとつかもしれない。ネット通販や電子書籍での購入がメインとなり、書店に行かなくなった人もいるはず。おそらく、じわじわ消滅へと向かっているように感じられる。

たとえ出版関係者でなくとも「自分のこと」として考えなくては?

「出版社の人間としてイチ本好きとして何ができるんだろう。自分ごととして本気で考えなければならない」と語るヤマウチナオコさん。書店が新たな知識や経験との出会いの場であり、成長の場、そしてコミュニケーションの場であることを考えると、たとえ出版関係者でなくとも「自分のこと」として考えなくてはならないことかもしれない。


※冒頭の書店画像は記者撮影によるもの
※文中イメージ画像はフリー素材サイト『写真AC』より

(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)

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