【東京都北区】市民100人が100日で創ったミュージカル「A COMMON BEAT」上演。テーマは異文化理解

【東京都北区】市民100人が100日で創ったミュージカル「A COMMON BEAT」上演。テーマは異文化理解


コモンビートは、まちづくり北とともに、「ミュージカル『A COMMON BEAT』第59期東京公演」を、「北とぴあ さくらホール」にて、2月10(土)・11日(日)に上演する。

全ての公演でチケットは事前完売しているが、当日券を若干数発行予定だ。

20年以上続く市民ミュージカル「A COMMON BEAT」

「A COMMON BEAT」は、これまで約24万人が観劇し、約190回の上演を重ねている、実績と歴史のあるエンターテインメントだ。

コモンビートは、「“多様な価値観を認め合う社会”を実現する」というビジョンに基づき、2004年より「100人100日ミュージカルプログラム」を開始。同プログラムでは、年齢・職業・国籍・性格が異なる100人の出演者が、「違いを認め合う」ことをテーマとしたミュージカルを100日間で創り上げる。

参加者の職業や属性は、学生・教員・エンジニア・看護師・デザイナー・市役所職員・主婦など多岐に渡り、18歳~最高齢91歳の多世代が参加。歌やダンスなどの自己表現や、様々な価値観を持つ共演者との協働を通じて、これまで7,000名を超える人の自己理解・他者理解を深めるきっかけが生まれている。

また、その舞台を観て、感動した観客が次の舞台に立つという、鑑賞と参加の多様化のサイクルが回り続けている。

さらに、音声ガイド・字幕などを導入し、「見る・聞く」が難しい人や、車椅子ユーザーなどへ合理的に配慮。あらゆる人へ鑑賞の機会を広げている。

自分をのびのびと表現できる環境や感情をさらけ出せる安全な場づくりは、ZENTech主催の「心理的安全性アワード」で入選し、ユニークなものとして評価されているそう。

「A COMMON BEAT」のストーリー

舞台で描かれる「世界」は、様々な文化の特徴を持った四つの大陸で成り立っている。人々は互いに他の大陸の存在を知らずに、独自の文化に根ざした彩り豊かな歌や踊りを楽しんでいた。

しかしあるとき、1人が他の大陸の存在に気づき、新しい世界に飛び出す。人々は次々と他の大陸に旅立ち、今まで見たこともない不思議な音楽や装いに驚き、文化や価値観の違いに戸惑いながらも、新しい出会いや言葉を楽しみ始める。

その一方で、自分たちの大陸や伝統文化を守りたいための衝突も。1つの決断から生まれる悲痛な叫び、悲しみ、そして犠牲…。人々をつなぐ1つの鼓動「A COMMON BEAT」を見つけられるのだろうか。

「『違い』とは恐れる事だろうか?」「文化やバックグラウンドが違っても、私たちは理解し合い、共存できるのだろうか?」、その答えを、舞台はもちろん、市民が舞台で歌い、踊り、協力する様子から感じられるという。

プロとはひと味違う市民ミュージカル「A COMMON BEAT」をチェックしてみては。

■ミュージカル『A COMMON BEAT』第59期東京公演
日時:2月10(土)・11日(日)
場所:北とぴあ さくらホール/東京都北区王子1丁目11−1
URL:https://musical-acb.com/news/25347
※若干数、当日券を発行予定

(Higuchi)

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