山手学院中学校・高等学校が、生成AI英会話アプリ「ELSA Speak」の導入を決定
神奈川県横浜市にある山手学院中学校・高等学校は、4月より中学1年~高校1年に、AI技術を駆使した話題の発話支援サービス「ELSA Speak」を導入することを決定した。
生成AI英会話アプリ「ELSA Speak」
ELSA(English Language Speech Assistant)は、英語をより正しく、自信を持って話せるようになるためのAIパーソナルコーチアプリ。2015年にGoogleのAI投資部門から出資を受けて以来、100カ国以上の4000万人のユーザーに利用されている。世界のAI企業100にも選ばれた独自の音声認識技術により、学習者は個人のスピーキングの弱み(発音・アクセント・イントネーション・流暢さ・語彙力・文法)を特定し、短期間で改善することができる。
アプリは京都大学をはじめとした世界中の教育機関や日本の京都府京丹後市・秋田県湯沢市といった地方自治体、武蔵・三田国際・聖光学院・栄光学園といった私立学校でも採用されている。
ELSA導入の背景
山手学院は、創立者二人の「太平洋が再び荒れることのないように」「大地を1cmでも動かす働きをせよ」という強い思いを基に、「世界を舞台に活躍でき、世界に信頼される人間」の育成を建学の精神として生まれた。中学3年時には「オーストラリアホームステイ」、高校2年時には卒業必修単位として「北米ホームステイ」に当該学年の生徒全員が参加することから、英語学習に高い目的意識を持ち同学に入学し、日々学習に取り組んでいる生徒が多いという。
今回「ELSA speak」を導入することとなった一番の理由は、授業内においても家庭でも、生徒が能動的にスピーキングの練習ができること。教員が生徒の学習状況や達成度をダッシュボードで把握できることも大きな利点だ。
小学校で英語が正規導入されてから、中学入学時点における英語習得レベルの差が一段と大きくなっている。同校では、英語学習の個別最適化を図るうえで最も適したアプリだと判断し、来年度からELSAの導入を決定した。
英語科教諭からのコメント
同校の英語科教諭の深間内謙介先生は、「教科書本文の音読練習に際してELSA Speakを利用し、主に二つの成果を実感しています。まず、生徒一人一人が発音・アクセント・イントネーション等に対するフィードバックを即座に受け取り、自分自身の発話の弱点を具体的に知る機会を得られることです。これによって、集団授業では困難である個別最適化された発話トレーニングが実現しています。次に、発話に対するスコアが表示されるため、生徒たちはより高いスコアを目指して、無意識のうちに丁寧に、そして繰り返し音読練習をするようになりました。結果として、発音トレーニングとしてだけでなく、フレーズや構文の内在化が促進されるような効果も期待できます。今後はELSA SpeakのAI機能を用いたスピーキング対策にも取り組みたいと考えています。」とコメント。
同じく英語科教諭の高橋貴子先生は、「ELSAパイロット版を使用し、生徒の発音に対する意識がとても高まりました。的確でわかりやすいアドバイスと、数字での達成値をもらえることは、大きな励みとなったようです。授業内のコーラルリーディングでも、よく聞いて発音しようという気持ちが格段に上がり、生徒同士で発音を教える様子を目にすることも増えました。(後略)」とコメントしている。
この機会に、AI英会話アプリ「ELSA Speak」をチェックしてみては。
ELSA Speak:https://elsanow.jp/
山手学院中学校・高等学校:https://www.yamate-gakuin.ac.jp/
(江崎貴子)
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