橋下徹~そして誰もいなくなった
今回はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。
※この記事は2013年05月25日に書かれたものです。
橋下徹~そして誰もいなくなった
アメリカ軍に風俗を勧めた発言は撤回するらしい。でもなんか「風俗という言葉を使ったのが間違いだった」みたいに、なんかスッキリしないんだよな。
「慰安婦が必要といったのは当時の人々であって自分じゃない」もそうだけど、ぜんぜん男らしくない。よくある政治家の苦しい答弁そのもの。橋下徹が当初言っていた「本音の勝負」からは、程遠い形での幕引きとなりそう。
・アメリカ軍は性風俗を利用しろ
・慰安婦は当時も今も必要
・韓国人慰安婦に謝罪する必要もない
この3つを主張していれば、右翼からは支持されたと思うんだけどね。なにより俺が支持した。しかし3番目に踏み切らなかったことで、右翼の支持を得ることに失敗し、左翼からは(予想されたことだが)総攻撃を浴び、四面楚歌となった。
途中迷走しまくり、「お詫びするが撤回しない」みたいなよくわからない論法も使い出したし、「本音のシンプルな主張」が橋下徹のウリだったのに、それらをすべて台無しにしてしまった。
* * *
ちょっと前の体罰肯定→体罰否定の方向転換は、明確に「それまでの考えは間違いだった」と言い切ったから、一応支持を大きく失うことを免れたようだけど。
これだって俺から見ればそんな簡単に持論を変えるのか?と思ったけどね。それならこの先も今正しいと主張している事を買えるんじゃないの?と。んで予想通り今回のことが起きた。
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この先も橋下徹を支持してくれる人がいるんでしょうかね…。もう参院選はもとより、大阪都構想実現も無理じゃね?大阪市政すらままならないだろう。
返す返すも3つを主張していれば、極右ど真ん中として、(右翼から)絶大な支持を受ける可能性はあった。そこに踏み切れなかったのが致命傷。
橋下徹は小泉純一郎をなぞっているけれど、小泉純一郎って型破りだったけど、あれで案外事前に戦略を練ってたと思うんだよね。それなりにブレーンがいたのだろう。一方橋下徹は個人の思いつきがすべて。
ブレーンも脱原発路線の時に明らかになったけど、言っちゃ悪いけどイマイチな人たちばっか。特に飯田哲也とか。結局袂を分かったことからもわかるように。
だから表面的には手法が似ているけれど、危なっかしいし薄っぺらい。ずっと気になってたのだが、ついぞこの弱点は改善されることはなく、橋下徹の政治生命は終わろうとしている。
執筆: この記事はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。
寄稿いただいた記事は2013年05月27日時点のものです。
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