【栃木県旧黒羽町(大田原市)】原風景の水田を進み、山奥の雲巌寺へ
日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。
今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。
「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。
今回は、栃木県旧黒羽町(大田原市)を写真とともに紹介する。
Vol.130/栃木県旧黒羽町(大田原市)
大田原市の中心部から東へ進み、旧黒羽町へやってきた。大田原市街地では開けた景色が広がっていたものの、旧黒羽町では山並みに囲まれた景色に変わった。黒羽城址公園や黒羽庁舎がある中心地には、雄大な那珂川が流れている。
黒羽温泉五峰の湯へ向かった。時間の都合で温泉に入るのはやめたものの、ずいぶん他県ナンバーの車も駐車してあった。昼間からすごい賑わいだなあと。
黒羽温泉五峰の湯からさらに東へ山奥を進み、雲巌寺を目指す。水田が水を張っている景色に出会うと、日本の原風景に感じられて感動するばかりだった。
雲巌寺に着いたときに、懐かしいと思った。もしかしたら来たことがあるかもしれない。前回の市町村一周の旅を思い出そうとする。そして、朱色の美しい橋を見たときに、記憶がよみがえった。この橋を渡ったことがあるぞ! と。前回の旅で訪れており、4年半ぶりの訪問であった。
境内はピンと糸が張られたような清々しさがあり、参拝するだけで気持ちよかった。建物の中にピアノがあったので、誰かが演奏したりするのだろうか。もしまた機会があれば、三度目の訪問もしたい場所だ。
(仁科勝介)
仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
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