古米使用の米粉と端材等でつくった米粉パン、リンネルクリスマスマーケット2023で販売

食品原料のプラットフォームを運営するICS-netと、パン・菓子原材料卸販売をおこなう丸富士は、12月3日(日)に開催されたリンネル「クリスマスマーケット2023」でサスティナブルな米粉パン『アップサイクルフード 米粉ブレッド from 信州』を販売。当日は、ファミリー層や女性客を中心に、沢山の人がブースを訪れた。

アップサイクルフード・米粉ブレッド from 信州とは

ICS-netでは「大切な食資源を活かす」をパーパスとし、実際にはまだ食べられるけれど、事情があり廃棄されてしまう食品原料(未利用原料)を再流通させる、アップサイクル・フード企画に取り組んでいる。

今回は人気女性誌「リンネル」監修のもと、国産の古米を活かした米粉で美味しいパンを作っている「丸冨士」、そしてシェアシマが調達した未利用原料を具材に練り込んだパンを作った。その名も『アップサイクルフード・米粉ブレッド from 信州』。

もちもちの国産の古米を使った米粉の生地に、「美味しく食べられるが形や色が悪い」「食べられるが一般的な生産ラインでは販売していない」といった理由から、食品加工の途中で生じてしまった規格外素材、端材・残渣などを具材にしている。

アップサイクル・フードの取り組みの意義を知ってもらう

同イベントは、二子玉川ライズのイベントスペース「ガレリア」で行われた入場無料のオープン形式イベント。

「Get ready for Christmas!(そろそろ準備をしなくっちゃ!)」をテーマに、雪降る北欧のクリスマスをイメージに、スペシャルゲストを招いたトークショーやステージパフォーマンス、またリンネルのコンセプト「心地よい暮らしと装い」にちなんだ商品が多数出店された。

ICS-netと丸冨士が出店したのは、サスティナブルな米粉パン『アップサイクルフード 米粉ブレッド from 信州』。当該商品は、「リンネル」監修のもと、ICS-netと丸冨士が共同で企画・開発したもの。

長野県・木島平村産の古米を使った米粉の生地に、「美味しく食べられるが形や色が悪い」「食べられるが一般的な生産ラインでは販売していない」といった理由で、食品加工の途中で生じてしまった食品を具材をつかった商品だ。

フレーバーは全8種からとなっており、それぞれ人気商品を分けて「恵み」セットと「実り」セットの2種(4個入り)で販売。リンネル編集長お墨付きの「いぶりがっこチーズ」は老若男女問わず高い人気に。ほかにも、「柿くるみ」「いちじく」などが人気商品となった。

商品を手にした人からは、「余っている食品に、こういったものがあるとは知らなかった」「環境にとっていい取り組みだと思う」などの声が多数あった。

今回の出店は、リンネル読者をはじめとする消費者の人々に、アップサイクル・フードの取り組みの意義を広く知ってもらう良い機会となった。

米粉パンの誕生ストーリーを3社の視点からトーク

またイベント当日は、『アップサイクルフード 米粉ブレッド from 信州』の誕生ストーリーについて、3社クロストークを展開。取り組みの背景から、商品開発のプロセスについて言及した。また、フードロス削減の選択肢について、3者それぞれの視点から話した。

丸冨士では、同社が運営するサイト「お米のミライ」にて米粉に関する商品を1,200円(税込)で販売中。

この機会に、アップサイクル・フードに注目してみては。

アップサイクルフード・米粉ブレッド from 信州公式サイト：http://www.ics-net.com/upcycle/
ICS-net：https://www.ics-net.com/
お米のミライ：https://okomenomirai.stores.jp/

(佐藤 ひより)