【12/25〜12/31の運勢】12月5週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!
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2023年下半期の占いも公開しているので、ぜひ併せてチェックしてくださいね♡
今週のおひつじ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
鈍ったいのちを研ぎ澄ます
今週のおひつじ座は、何気ないところに自分の生きる理由を見出していくような星回り。
『もうすこし生きて海鼠と付き合ふか』(小原啄葉)という句のごとし。作者が80歳のときの年の暮れに詠まれた一句。
考えてみれば、体が不自由になってきたり、家でじっとしている時間が増えてくると、井伏鱒二の『山椒魚』の悲嘆ではないですが、自分も海鼠もそんなに変わらないじゃないかと思うのもごく自然な流れという気もしますし、掲句にはそれくらいの海鼠に対する近しさのようなものが感じられます。
あなたもまた、作者くらいの気軽さで自身に決意を促していくといいでしょう。
今週のおうし座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
まなざしのデザイン
今週のおうし座は、自分自身に呼びかけ、みずからに行動の指針を指し示していこうとするような星回り。
現代人は技術の進歩と比例するかのように、ますます多忙を極めるようになってきていますが、こと多忙さという点では最盛期のローマ帝国で第16代皇帝となって巨大組織を牽引したマルクス・アウレリウスに匹敵する者はほとんどいないでしょう。
彼は日記に起きた事実をそのまま記録したのではなく、自分がなすべき行動の規範を綴ったのです。そうすることで、実行すべき内容が意識の上に自然と定着していく。こうした『自省録』というスタイルは、誰にでも簡単に実行できる、人生をより手応えのあるものにする優れた方法論と言えます。
あなたもまた、現実に起きた出来事をいかに受容していくかという問題に直面していきやすいはず。新しい年を迎えるついでに、試しに「起きたことにはすべて意味がある」という観点から、思いついたことをつらつらと書いてみるといいでしょう。
今週のふたご座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
聖なる獣
今週のふたご座は、俗なるものから切り離された聖なるものへとリアリティの軸足を移していこうとするような星回り。
『鴉呼ぶ鴉の言葉クリスマス』(津川絵理子)という句のごとし。
一説によると、カラスの言葉は32種類あるそうです。カラスには、冬にだけ他のカラスとともにねぐらを作る習性があるそうで、自分がねぐらへ帰る際には、一緒にねぐらへ帰るために鳴くのだとか。それは人間の言葉になおすと、一体どんな言葉になるのでしょうか。
あなたもまた、いっそカラスになったつもりで鳴き声をあげてみるといいでしょう。
今週のかに座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
満足したらそこでおしまい
今週のかに座は、未来へ向かう心の姿勢を整えていこうとするような星回り。
“高貴なるものの義務”を意味する「ノブレス・オブリージュ」という言葉のごとし。
お金持ちや高い地位についている訳ではなくても、自分なりに他者を喜ばせ、献身できるきっかけをつかんで「生きがいを感じているひとは他人に対してうらみやねたみを感じにくく」、そこには自然と「未来に向かう心の姿勢」が培われていく。そうした姿勢こそが、本来の意味での「ノーブル」ということであり、それは生きがいを感じつつ、使命感を持って自分の身を捧げることと切っても切り離せないのです。
あなたもまた、自分にとって生きがいとは何かということを、改めて掘り下げ直してみるといいでしょう。
今週のしし座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
逃げるは勝ちだが道は遠い
今週のしし座は、自我のない世界への入口を探していこうとするような星回り。
『来る人に我は行く人慈善鍋』(高浜虚子)という句のごとし。
向こうから来る人びとの目に、こちらから行く人びとの姿が映っている。その中に、「我」もいるのだと。この句は互いに無関心な都会の雑踏の無意味さや虚しさを冷厳に描いたものとも取れますが、どちらかというとここでは群衆のなかに溶け込んでいくことで、頑なな「我」がほどかれていく心地よさを、さりげなく句にしているものと考えたい。
あなたもまた、そうしたある種の子宮回帰願望の強まりを感じていくことになりそうです。
今週のおとめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
恒を知り、小を見るために
今週のおとめ座は、自分自身もメディアとして在るということを改めて意識させられていくような星回り。
かつてマクルーハンは、『メディア論』において西洋文明の3000年の歴史を振り返り、メディアというものを「熱いメディア」と「冷たいメディア」の2つに分けました。彼は「熱いメディアとは単一の感覚を「高精細度」で拡張するメディアのことである、一方で、テレビは「冷たいメディア」の代表で、ただ受け身的に情報を垂れ流すだけだとして述べています。
現代の各種SNSなどは、「熱いメディア」と見せかけた「冷たいメディア」と言えるのではないでしょうか。
あなたもまた、そうした他者への伝え方や向き合い方について、改めて問い直し、振り返ってみるといいでしょう。
今週のてんびん座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
はぐれ者としての流れ星
今週のてんびん座は、応じるべき声にこたえていこうとするような星回り。
『ひさしぶり星を見てゐる鯨かな』(五島高資)という句のごとし。起きたらまず顔を洗って、窓を開け、天気が良ければ太陽を拝む。ちょうどそんな感覚で掲句のくじらも夜空に煌々と照り輝く冬の星々を見ていたのでしょう。
そうなると、上五の「ひさしぶり」というのは、星を見つけたくじら自身の声であると同時に、そんなくじらの視線に気づいて見つめ返している星の声であり、そんな情景を想像している作者の声でもあるのかも知れません。
あなたもまた、ひさしぶりに空の方へと顔をあげてみるといいでしょう。
今週のさそり座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
快楽一路
今週のさそり座は、世間の目を逃れるための「隠れみの」を用意する算段をつけていこうとするような星回り。
夏目漱石が40歳で一切の教職を辞し、朝日新聞社に入社した直後に行われた「文芸の哲学的基礎」という講演があるのですが、ここには彼の本音に触れたなんとも味わい深い一節が出てきます。
当時の大学教授の社会的地位の高さと、ジャーナリズムの地位の低さを考えると、この身の振り方は大決断だった訳ですが、当の本人にとってみれば「えらい事を考えようと思って寝ている」生活こそが最高の生き方だったのであり、「国家有用の才よりえらいかも知れない」という箇所などは、どうも本気で思っていたのではないでしょうか。
あなたもまた、漱石のように何をしてもよい自由で暇な時間を思案していくことが一つのテーマとなっていくはずです。
今週のいて座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
運命の裏表
今週のいて座は、裏側に隠された真実を表にただしていこうとするような星回り。
『行きづりに聖樹の星を裏返す』(三好潤子)という句のごとし。掲句の「星を裏返す」とは、ほんのちょっとの関わりを通して、この世界の見え方や運命としか言いようのないものが変わってしまうことの隠喩的な表現なのでしょう。
あの時なんとなく声をかけただけとか、たまたまあの場に居合わせただけ、タイミング的に別件で色々あったのでその反動でなど、いずれにおいても「行きづり」という言葉で表現される出来事というのは、つくづく運命の裏返しでしかないのです。
あなたもまた、出会いや運命の表裏をきちんと見極めていく時間を思いがけず過ごしていくことができるかも知れません。
今週のやぎ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
そこに美はありやなしや
今週のやぎ座は、これまでの自身の経験に基づいた思考習慣をきれいさっぱり洗い流していこうとするような星回り。
陶器鑑賞家にして装丁家、そして美の追求者であった青山二郎は、「眼の筍生活」という随筆で、対象の固有性やそのあるなしをきちんと見抜くことの大切さを説きました。
現実というのは、いつだって既に思考よりも一歩進んでいる。だから、美しいものを美しいと感じられるかどうかということも、余計な思考習慣をさっぱり洗い流していけるかにかかっている。そう考えてみると、涙というものも、人がもう以前の物の見え方を刷新したい時に起きる生理現象であるようにも思えてきます。
あなたもまた、ひとつ骨董屋さんの玄人になったつもりで、改めて自分の眼をただ信じていくよう心がけていくべし。
今週のみずがめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
記憶の光景
今週のみずがめ座は、いつも自分を支えてくれているものをよーく労わっていくような星回り。
『行年(ゆくとし)や夕日の中の神田川』(増田龍雨)という句のごとし。
いつもなら買い物客や学生などでつねに賑わっているような街でも、年の暮れになればなるほど人の姿も消えていき、途端に火の消えたような寂しさがわいてくるようになります。そんな光景に、ああ今年も一年が終わっていくのだという実感が急に現実味を帯びてきたのかも知れません。
あなたもまた、川や夕日など人びとの暮らしの中でいつも変わらない姿で支えてくれるものにこそ意識を向けてみるといいでしょう。
今週のうお座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
タガを外すための日々の仕掛けを
今週のうお座は、「目的達成のための勉強」ということを改めて再設定していこうとするような星回り。
トロイの遺跡を発掘したことで知られるシュリーマンは、8歳の時に本で見たトロイア戦争の挿し絵に衝撃を受け、長年伝説や夢物語とされてきたトロイアの実在をひとり信じるようになり、見事51歳の時に夢を実現させました。
彼の本を読んでいると、勉強する上で一番大切なことは、目的を明確にすることであることが痛感されてきます。シュリーマンは、趣味の勉強とは一線を画した「目的達成のための勉強」ということに可能な限りこだわり、文字通り全力を尽くしていったのです。
あなたもまた、自分がどこに向かって、何のために、いかにして日々の努力を積み重ねていくべきかということを、改めてゼロから描き直してみるといいでしょう。
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