重度障害を持つ人が納税者として働けるように!PRプロジェクト始動、クラファン挑戦中
障害のある人のショートステイを運営する「たゆらぎ」は、10月に、約2年かけて開発したオリジナル配合の手作り⽯鹸「サンボン石鹸」の販売を開始した。また、この「サンボン石鹸」の販売を通して重度障害を持つ個⼈が納税者になれるよう、障害のある人々が商品をPRする新しい仕組みを作り、販促と重度障害者の労働を繋げる試みを始動させた。
重度障害者を納税者に
たゆらぎ代表の井村恵美氏の娘は、最重度知的障害がありながらも、地域の小中学校へ通い、定時制の高校へも通った。大阪の『共に学び共に生きる』教育を通じて社会的な役割を担えると確信できる出来事が多々あり、井村氏は重度障害者の力を借りて社会全体を変えていける取り組みを長年考えてきたという。
2016年、相模原市の障害者施設において痛ましい殺傷事件があった。重度の障害者は「生きている価値はない」というメッセージが流れ、井村氏は心を痛めたそうだ。
そういったことから、障害があったとしてもその人なりの強みを生かして働けるようサポートする、障害のある人々が商品をPRする同プロジェクトが考案された。
重度障害者がPR員として働けるようサポート
同プロジェクトでは、重度障害のある人が健常者よりも目立つ存在であるという特性を生かし、企業の製品やサービスをPRする販促事業を受託する。PRする商品は、井村氏が代表理事を務める「エフぶんのいち」が企画・販売する、厳選された素材を使った「サンボン石鹸」のPRからスタートし、将来的には他企業やメーカーの商品PRや団体の広報活動を受託していく。
そして、重度障害のある人がPR員として働けるようサポートし、PR員が適正な収入を得ることで、結果として納税者になることを目指す。
CAMPFIREにてクラウドファンディング実施中
取り組みの第⼀弾として、10月5日(木)~12月17日(日)の期間、CAMPFIREにてクラウドファンディングを実施している。クラウドファンディング終了後は、⽀援⾦を元に、PR員のイメージキャラクター作り、「サンボン⽯鹸」の販売に関わるリーフレットやHP制作、販促グッズ、北海道や沖縄に住むPR員との交流や研修会も実施していく予定だという。
たゆらぎについて
たゆらぎは、2020年4⽉に大阪府枚方市で短期入所事業所「ショートスティ『みっきぃ』」、続いて⽇中⼀時⽀援事業を開始。その後、⼦ども⾷堂若者版として『⼀汁⼀飯⾷堂』をスタート。若者⽀援サポーター6回講座開催。若者の居場所づくりとして、シルバーアクセサリーづくりのワークショップ、その他、⼦育て交流会や何か始めたい⼥性の交流会、若⼿社⻑の会を定期的に開催している。
重度障害を持つ人が納税者になれるよう、プロジェクトを支援してみては。
CAMPFIRE:https://camp-fire.jp/
プロジェクト名:重度障害を持つ人が納税者になる! その第一歩を応援してください!!
(角谷良平)
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