【栃木県旧南河内町(下野市)】清々しい薬師寺と神社を訪れて、ダルマにも出会う
日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。
今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。
「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。
今回は、栃木県旧南河内町(下野市)を写真とともに紹介する。
Vol.116/栃木県旧南河内町(下野市)
旧南河内町は、下野薬師寺で有名だ。7世紀末ごろに建立された寺院で、日本三戒壇のひとつ。戒壇とは、戒律を授ける(授戒)ための場所で、とても歴史がある。薬師寺の境内は広々として清々しく、草刈りをしている方がいれば、たけのこが生えていたりもして、心がぽかぽかした。
そして、薬師寺のすぐ隣には薬師寺八幡宮がある。寺と宮が固有名詞の中に含まれているので、薬師寺は寺を指すこともあれば、地名でもあるのだなあと感じられる。八幡宮はお寺と違って木々に覆われていて、厳かな気配に満たされていた。
最後に、道の駅しもつけにも向かう。駐車場に大きなダルマさんがいて、慣れてしまったら気にならなくなるかもしれないけれど、旅中に大きなダルマに出会うと、縁起が良いように感じられて、思わず写真を撮ったのだった。
(仁科勝介)
仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
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